俳優林遣都(32)が13日、都内で行われた、U-NEXT新ドラマ「MALICE」先行試写会に出席し、最近感じた「好意」について語った。

同作は、ある大学の事務局長が殺害された事件の担当所轄刑事と、殺人の容疑を掛けられた女性、スクープを狙う週刊誌記者が、事件の裏に潜む「MALICE=悪意、敵意、恨み」に迫り、真相を暴いていく物語。林、高梨臨(34)、佐藤隆太(43)がトリプル主演する。

林は、刑事の星野尚人を演じ「どこか今の現状に対して疑いとか諦めを持って葛藤している役。監督の村上(正典)さんから『なんか乾いてますよね』っていうようなことを言っていただいて、その乾きというのを軸に演じました」と振り返った。

同作のテーマは「悪意」だが、反対に林は、関西で「好意」を感じた出来事があったという。「この間新幹線で関西に行って、降りる時に(車内)販売員さんとか、車掌さんとかが『ゴミ捨てときましょうか』って言ってくれたんです。あとタクシーに乗ったら『いつも出してるんですよ』ってアメちゃんもらったりとか。何げない、業務以外のところで優しさを受けた時に好意を感じました」と話した。続けて「大阪でお仕事だったんですけど京都で新幹線降りちゃったんですよ。改札の手前で気づいて、やべ、京都じゃんって。マネジャーさんとかプロデューサーさんとかが大慌てして、ちょっとやばいなと思って、最近」と失敗も告白。「(好意の)余韻に浸ってたからだと思います」と笑い飛ばした。

登壇者同士で質問し合う時間が設けられると、林は「昨日の夜、何食べました?」と問いかけた。それぞれの夕飯を聞き、「いい食卓ですね」と満足げ。林自身は母が作ったまつたけご飯を食べたといい、佐藤に「それを言いたかったから聞いたのかい?」と突っ込まれた。「今舞台稽古始まったばかりでちょっと考えることが多くて。考えごとすると食欲なくなっちゃうんですよね。なのでみなさんのご飯の話を聞いて、食欲が沸けばな、と思って」と笑顔で説明し、会場をほっこりとさせた。

高梨、歌手で俳優のYU(28)も出席した。