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「VIVANT」海外バイヤーも絶賛!「テレビで作られるなんて信じられない」

「VIVANT」飯田和孝プロデューサー
「VIVANT」飯田和孝プロデューサー

 「東京ドラマアウォード2023」授賞式が24日、東京プリンスホテルにて開催され、「MIPCOM BUYERS' AWARD for Japanese Drama 2023」グランプリにTBS日曜劇場「VIVANT」が選ばれた。審査員を務めたオーストラリアのジェラルディン・イースター氏は「あれほど質の高いテレビドラマを観ることができたのは何年振りかというぐらい素晴らしかった」と絶賛した。

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 「MIPCOM BUYERS' AWARD for Japanese Drama 2023」は、世界各国のバイヤーが日本のドラマを審査視聴し「自分の市場で紹介したいドラマ」を選ぶ賞。グランプリに堺雅人主演の7月期日曜劇場「VIVANT」、奨励賞に「逃げるは恥だが役に立つ」などの野木亜紀子が脚本を手掛けたWOWOWドラマ「フェンス」が選ばれた。

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 「VIVANT」は、「半沢直樹」「下町ロケット」シリーズなど数多くの日曜劇場や大ヒットドラマを手掛けてきた福澤克雄が原作・演出を務めるオリジナル作品。主演の堺をはじめ阿部寛二階堂ふみ松坂桃李二宮和也役所広司ら豪華な顔ぶれが集結し、力士から俳優に転身した富栄ドラムやモンゴル人キャストも話題に。モンゴルで2か月以上に及ぶロケを行うなど、壮大なスケールで描かれる物語は、放送が開始されるなり大きな反響を呼んだ。

 この日登壇した飯田和孝プロデューサーは「ディレクターの福澤の思いを形にした物語ですが、日本だけはなく、海外の方々にも観てもらいたいという思いがあったので、こうした賞をいただいて嬉しかったです」と笑顔を見せると「モンゴルでは、現地のキャストスタッフとの撮影もあり、文化の違いから困難なことも多かったですが、その分やりがいがありました」と充実感に満ち溢れた撮影だったという。

 さらに飯田プロデューサーは「ちょうどモンゴル国交50周年だったので、次の50年に向けていいスタートを切れました」と海外クルーとの撮影に刺激を受けたこと明かしていた。

 審査員を務めたセルビアのドラガン・ペドロヴィッチ氏は「10年前からドラマアウォードの審査員を務めさせていただきましたが、当時は世界の他の地域で話題にされるようなテーマの作品は少なかった。でも近年テーマ性も共感できるものが増え、今年は受賞作2作品以外でも、すごく質が高くなった」と日本のドラマの海外に向けた視点の進歩に触れる。

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 同じく審査員を務めたジェラルディン・イースター氏は「どの作品も素晴らしかったのですが、そのなかでも『VIVANT』は際立っていました。グランプリを選ぶことは難しい作業ではなかった」と絶賛すると「スケールの大きさ、映像技術の高さ、アクションアドベンチャーとしての勢いなど、どれも素晴らしかった。このような質の高いものがテレビ番組で作られるなんて信じられない」と驚きを見せる。

 さらにイースター氏は「特に印象深かったのがストーリー性の意外さ。エンタメ性も高く、とても楽しませていただきました。あれほど質の高いテレビドラマを観ることができたのは何年振りかと思うぐらい」と称賛を続けると「テレビドラマはお金をどれだけかけるかということが話題になりますが、お金をかけたからといって素晴らしいものになるとは限らない。でもこの作品は本当に素晴らしかった」とクオリティーの高さを強調していた。(磯部正和)

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