俳優間宮祥太朗(30)が4月スタートの日本テレビ系ドラマ「ACMA:GAME アクマゲーム」(日曜午後10時半)に主演することが10日、分かった。13年から17年にかけて「週刊少年マガジン」に連載された同名漫画が原作で、悪魔の鍵をかけて争う命懸けの頭脳バトル「アクマゲーム」をめぐるストーリー。

間宮は「いろいろなゲームが出てきます。まずは純粋にゲームで楽しんでいただき、登場人物それぞれのゲームへの姿勢や生き方が違うキャラクターの個性も楽しんで欲しい」とアピールしている。

悪魔を実写化するための最新テクノロジーも見どころ。

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間宮に主な一問一答

-出演のオファーを受け、原作を読んだ時の気持ちについて

間宮 すごいスケール感の作品だなと思いました。そして、ゲーム自体の面白さ・緻密さに引き込まれました。また、原作には今回のドラマに登場しきれないくらいのたくさんのキャラクターが出てくるのですが、それぞれが個性的で、このキャラクターは果たして仲間なのか? 敵なのか? という人間関係や心理戦、探り合いもあり、純粋に面白くてすぐに読み切ってしまいました。

-日本テレビの「スクラップ・ティーチャー」で連ドラにデビュー。今作で主演を務めることへの思いは?

間宮 15年前に15歳でデビューしたときは、学園ものだったこともあり、どこか学校生活の延長のような雰囲気でした。そんな幼かった僕が今回、主演を務めさせていただけることは、とてもありがたく光栄なことだなと思います。

-ストーリーについて間宮 手に入れると運気が上がり、さらに99本集めるとこの世の全てを思うままにすることができると言われている「悪魔の鍵」をめぐって、僕が演じる織田照朝をはじめとする登場人物たちがそれぞれの思い、時には命を懸けて、悪魔が取り仕切る「アクマゲーム」を戦っていくというストーリー。照朝は、父の死の謎を解きたいという目的、そして正義、自分自身の信念のために戦っていくという、そんな物語になっています。

-アクマゲームとはどんなゲームか

悪魔の鍵を持つプレーヤー同士がゲーム開始を宣言するとゲームマスターの悪魔が現れて、その時に初めてゲーム内容が明かされます。ゲームも毎回違うもので、いろいろなゲームが出てきます。中には、皆さんがやったことがあるような遊びに似たものもあれば、全く新しいゲームもありますが、それぞれ特殊な仕掛けやルールが加えられたオリジナルゲームになっています。

-間宮さんの演じる主人公・織田照朝はどんな人物?

照朝は10代のころに父親を爆発事件で亡くしています。父親の死に「悪魔の鍵」がかかわっているのではないかと考え、「悪魔の鍵」がどんな力を持っているのか、そして誰がそれを持っているのかを知るために情報を集めて世界を放浪していた照朝が日本に戻ってきたところから物語が始まっていきます。父親からの「欲望は決して満たされないもので、それを無理やり満たそうとすることが争いを生む。だから、自分の欲望を追いかけてはいけないし、できれば欲望にのみ込まれた人を救える大人になってほしい」という言葉が照朝の生き方の一つの指針になっているところがあります。なので照朝は、自分の命がかかっている戦いのなかでも勝つことだけでなく、相手を欲望から救い、抱えている問題から抜け出す手助けをしたいと考えているところがあります。

-作品の見どころは

間宮 個性に富んださまざまなキャラクターたちが登場し、これから発表される豪華なキャスト陣が魅力的に演じています。登場人物たちの性格や生きざま、ゲームとの向き合い方の違いなどを楽しんでいただけると思います。

-今回のドラマにかける意気込み、視聴者へのメッセージを

タイトルに「ゲーム」とあるように、まずは純粋にゲームという面で楽しんでいただけるよう「このゲームは、この描写で伝わり切るかな?」など、細かい部分までスタッフ、キャストで話し合いながら撮影しています。そして、登場人物それぞれのゲームに対する姿勢や、悪魔が取り仕切る世界に対しての向き合い方など、生き方がそれぞれ違うキャラクターの個性も楽しんでいただけると思います。