子持ち既婚者2割が不倫経験あり、“不倫する理由”男女で大きな違い

2024/02/15 18:25 Written by Narinari.com編集部

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株式会社LOVE is ALLは、35歳以上45歳未満の“子供のいる既婚男女”1,996人を対象に、「結婚後の不倫・浮気」について調査を実施した。

調査ではまず、「結婚後に不倫・浮気をしたことはあるか?」たずねたところ、男女共に約8割が「ない」と回答したものの、1割以上が「以前していた」(男性:16.6%、女性:12.3%)と回答。「現在している」(男性:7.8%、女性:4.8%)もわずかにいた。

そこで、不倫・浮気経験のある男女それぞれに「配偶者と離婚したいか?」と質問。男女共に最多は「離婚したくない」(男性:36.7%、女性:37.4%)となり、「できれば離婚したくない」(男性:27.1%、女性:22.1%)と「夫婦関係を改善したい」(男性:7.9%、女性:10.4%)も含めると、約7割(男性:71.7%、女性:69.9%)が離婚を望んでいないことがわかった。

それでは、なぜ不倫・浮気をするのだろうか。「主な理由」をたずねたところ、男性の最多は「性的欲求を満たしたい」(男性:33.6%、女性:9.8%)だったのに対し、女性は「相手を好きになった」(男性:13.1%、女性:19.0%)、次点も男性の「刺激が欲しい」(男性:14.0%、女性:6.7%)に対し、女性は「なりゆき」(男性:11.8%、女性:17.2%)となり、男女で大きな違いが見られた。

続いて、「主なきっかけは何だったのか?」との質問では、男女共に「職場・仕事関係」(男性:42.4%、女性:41.7%)が最も多く、「マッチングアプリやSNS」(男性:15.3%、女性:15.3%)、「友人・知人」(男性:15.3%、女性:12.9%)なども一定数いた。また、「習い事や趣味などの集まり」(男性:11.4%、女性:6.1%)や「元カレ・元カノ」(男性:3.5%、女性:9.8%)では、男女に5ポイント以上の差が見られた。

今回、調査を行ったLOVE is ALLの代表取締役で、パートナーシップの専門家・朴井義展氏は、この結果について「今回の調査結果で、不倫の経験がある人は全体の約2割おり、その約7割は離婚の選択を望んでいないことが明らかになりました。そして、この調査結果で注目すべきことは、男性が『性的欲求を満たしたい』と考える一方で、女性が『相手に恋愛感情を持つ』ことが多いということです。これは『感情における性別間の違い』を浮き彫りにしています。このように、男性と女性の感情の違いは『体の中のホルモン(生まれつきの性別差)』と『社会の中で期待される役割の違い(後天的な生活環境)』が複雑に絡み合って影響していることがわかっています。つまり、男性は体の中のホルモンが『欲望を強くする』働きをしていることが多く、女性は『人と深く結びつきたい』と感じやすいホルモンの影響を受けやすいのです」と解説。

また、「未だ現代でも、男性には『がんばって稼ぐ人』、女性には『人の世話をする人』というイメージが強いことも、恋愛の仕方に影響しています。そのため、職場や仕事関係が不倫のきっかけとなるケースが多いと言わざるを得ません」「不倫や離婚は、個人の内面やパートナーシップに対する深い洞察と変化を促すきっかけとなることが多いにあります。そのため、離婚を考える当事者のどちらも非難されるべきではないと思います。人間関係において直面する問題や挑戦は、「自分自身とどのように関わっていくか、そしてそのことを糧にどのように成長していくか」に深く関わっていると感じています。 相手を理解し、共感を持って接することは、愛情ある関係を育む上で非常に重要です」「この調査を通じて、皆さんが改めて自分自身と向き合い、自分に対してもっと優しく接する機会を見出せることを願っています。ピンチはチャンスです。離婚・不倫という難しい問題への挑戦は、自己成長と相互理解を深めるためのかけがえのない機会を私たちに提供してくれるはずですから」とコメントしている。

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