Kis-My-Ft2が15日、東京・代々木第一体育館で、全国ツアー最終日公演を開催した。昨年8月に北山宏光(38)がグループから卒業、事務所を退所し、6人体制となって初のツアーを完走した。3大ドームツアーの開催も発表し、明るい未来をファンと約束した。

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ライブ序盤で藤ケ谷太輔(36)が「楽しんでますか? 最後までついて来れますか?」と呼びかけ、玉森裕太(33)も「代々木のみんな、盛り上がってますか?」と尋ねた。ファン1万2500人から大歓声を浴びた。千賀健永(32)は「これが今のKis-My-Ft2です!! これからも俺たちについて来てください!」と笑顔で伝えた。

昨年10月からスタートしたツアーのタイトルは「-For dear life-」。意味は「全力を尽くす」だ。全国8都市で26公演を開催し、累計26・5万人を動員した。宮田俊哉(35)は「6人の形を作っていくツアー。1公演1公演全力で命懸けでやろう、っていうのを6人で背負っています」と説明した。

11年8月のデビュー以来7人で活動してきたが、昨年8月に北山が脱退。ライブの演出を担当した二階堂高嗣(33)は「最初はもちろん不安がありました。それは隠す必要もないですし。ファンの皆さんも不安があったと思う」と打ち明けた上で「でも今の6人だったら、7人の時にできなかったことができるかもしれない、って模索して。今すごく楽しいです。安心してライブができてます」と手応えを口にした。

フォーメーションや歌うパートも新しくなった。宮田は「もともと北山さんだったところを僕が歌うところで、何度か歌い忘れてしまって。それからタマ(玉森)が隣でめっちゃチェックしてくるんですよ」と笑った。横尾渉(37)は「最初のほうは結構忘れたり、間違えたりっていうのがみんなあった」とフォロー。藤ケ谷は「十何年もやってるから、染み付いてるからね」とほほ笑んだ。

ライブでは1月発売の最新シングル「C’monova」などを披露。アンコールは代名詞のローラースケートパフォーマンスで締めた。初夏に新アルバムをリリースし、東名阪での3大ドームツアー開催も発表。宮田は「次はドームで最高の思い出作りましょう。絶対来てね!」と叫んだ。玉森は「これからも皆さんと一緒に楽しい思い出、未来を作っていけるよう全力で進んで行きます。末永く温かく、応援してくださったらうれしいです。またね」と手を振った。【横山慧】