デビュー40周年を迎えた荻野目洋子(55)が27日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで「40th Anniversary荻野目洋子 Special Live」を開催し、新曲「Let,s shake」(今春配信予定)を初披露した。

ゲストには、女性ダンスグループMAXや平野ノラ、LiLicoが登場し、ともに「ダンシングヒーロー」をパフォーマンス。1900人を動員し、新旧27曲で、メモリアルイヤーの幕開けを華々しく飾った。

芸能生活40年。荻野目は、自身とともに歳を重ねてきた会場のファンに語りかけた。「久しぶりにみなさんと渋谷でお会いできてうれしい」と目を細め、「六本木純情派」「さよならの果実たち」など昭和を彩った楽曲を披露した。昭和レトロな衣装、アラフィフを感じさせないキレキレなダンス、声量で、会場を魅了した。

会場を80年代の世界観で染めた。ライブ終盤、電話の呼び出し音が鳴り、荻野目が「しもしも~?」と呼びかけると、「しもしも? バブルの方に歩いていたらここにたどり着いてる感じです」と、平野ノラが呼応して登場。続いてLiLiCo、MAX、事務所の後輩「プラチナボーイズ」の小池成、小川拓哉らが集合。荻野目の「パーリー行っちゃいますか?」の呼びかけで“バブリーダンサーズ”とともに、大ヒット曲「ダンシングヒーロー」をパフォーマンス。ミラーボールの装飾の下バブリーダンスを披露し、ディスコのような世界観。ライブ大詰めで、会場の熱量を引き上げた。

待望の新曲は「ダンシングヒーロー」以来のダンスチューンで、所ジョージが書き下ろし、木梨憲武がプロデュース。「昨年木梨さんのラジオゲストに呼んでいただいた時、デモ曲ができあがっていて驚きました」と驚きの縁もあり実現。「90年代をほうふつとされるようなサウンド。イケイケで楽しい曲」と表現するように、カントリーダンスに80年代に流行したパラパラの要素を入れた「ネオ・カントリーステップ」の振りが特徴的。中高年の心をくすぐるような1曲を届けた。

4月3日からは、5会場9公演の40周年ライブツアー(6月16日まで)が開催予定。その“一歩目”となったこの夜は、荻野目のリバイバルブームを期待させるステージとなった。