劇団イッツフォーリーズが11日、都内で劇団創立40年、いずみたくメモリアル25年となる記念公演の顔合わせを行った。記念公演は東京「あうるすぽっと」で6月10~14日にミュージカル「A Midsummer Night’s Dream」、16日にコンサート「イッツフォーリーズの原点」、18~19日にミュージカル「見上げてごらん夜の星を」が予定されている。

 同劇団は「日本にミュージカルを根付かせたい」という作曲家故いずみたくが旗揚げし、現代表の■屋由美は故いずみ氏の実の妹でもある。「たくさんの友人、協力者のおかげでここまでやってこれたこと、そして記念公演を迎えられることに感謝したい。今後につながる大事な公演だと思っているので、全員一丸となってすばらしい公演にしてほしい」と力強く語った。

 「見上げてごらん夜の星を」で主役を演じる大塚庸介は「杉並合唱団時代にいずみさんの歌に出会い、高校卒業時と同時に劇団に入った。10年間は劇団を頑張ろうと思ったその10年目に主役を任されたので、まさに運命的な出会いだったし、思い入れも強い作品です。今まで日本全国を回って来て、そういう意味では集大成にもなります。日本のオリジナルミュージカルの原点でもあるこの作品を1人でも多くの人に見てほしいです」と意気込みを語った。

※■はつち、土の右上に点