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7月19日に公開が決定した宮崎駿監督の最新作『崖の上のポニョ』。本作の予告編披露と中間報告会見が4月11日に開催され、鈴木敏夫プロデューサーが会見に登壇した。今回披露された予告編は4月19日から劇場で放映され、目がまん丸でピンク色の“ポニョ”が海の中や上を自由に泳ぎまわる様子と、それをバケツに入れて見つめる宗介、また、ポニョの妹たちも描かれている。この夏の大本命と言っても過言ではない本作について、鈴木プロデューサーは「宮崎が明らかに進化している」と集まった関係者やマスコミ陣を期待させるコメントを述べた。
既に9割が完成しているという本作。出来上がっている映像を監督、スタッフらと見た時の様子について「何気ないところで宮さん(宮崎監督)が笑う。ポニョのちょっとした仕草に人の笑いを誘うものがある。笑いが温かさに包まれている。もう一度手で書いてみようという粘りがある」と語る。本作は、「青い海からやってきたポニョ」の言葉のとおり、ポニョと青い海が主役。かつ、作品の80%が青い海のシーンで、その海の波や水をどうやって描くか、それをすべて宮崎監督が自ら手掛けていると言う。
前作『ハウルの動く城』(2004)から4年を経て、本作を見た鈴木プロデューサーが感じたのは「宮崎が明らかに進化している」ということ。作家として、個人として、宮崎がどこにいくのかを、宮崎の妻と「一体あの人はどこへ行くんだろう」と旺盛な創作意欲を見て話しているという。また、「アニメーションは子どものためにあるべき」で、絶望だけでなく希望を語るべきとし、本作に登場する5歳の男の子・宗介を出して、「5歳の男の子から世界を見ると、世界は美しく生きるに値する」と、本作で描いていると述べた。
まだ、“ポニョの妹たち”を歌手の矢野顕子が声を務めることが決定。「あの人の声は人間じゃない」と鈴木プロデューサーが言う矢野の声がどのように作品を作り出すのか、また、「ストーリーに力点を置かず、キャラクターに力点を置いた」という本作が、どのような作品に仕上がっているのか。この夏の大本命映画となるであろう本作の公開が今から待ちきれない。
『崖の上のポニョ』
7月19日(土)全国東宝系ロードショー作品情報はこちら
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