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人気脚本家・宮藤官九郎が3年ぶりに監督を務める映画『少年メリケンサック』の製作報告会見が20日、東映東京撮影所で行われ、宮藤のほか、出演の宮崎あおい、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城、ユースケ・サンタマリア、佐藤浩市が出席した。
映画のテーマは、宮藤が大好きという“パンクロック”。レコード会社で新人発掘を担当するOL(宮崎)が、動画サイトでイケメンバンドを発見し、社長(ユースケ)に契約を命じられるが、実はその動画は25年前のもので、メンバーはいまや酔いつぶれた中年のオッサンたちだった、というストーリー。自身で書き下ろした脚本を配給側に持ち込んだことからスタートした企画で、この日登壇した出演者は宮藤が当初から想定していたメンバー。6人とも熱烈なオファーを受け、出演を快諾したという。
現在放送中のNHK大河ドラマ『篤姫』の収録の合間を縫って撮影に臨んだ宮崎は、この日でクランクアップ。「宮藤さんの作り出す世界観は面白いので、見た人は必ず笑顔になる。お話を頂いた時は絶対にやりたいと思いましたね。『篤姫』(の収録)とは時間の流れが違うので気持ちが付いていかなくて難しかったけど、毎日毎日笑いの絶えない現場でとても楽しかった。(現場から離れたくないので)撮りこぼしがあるといいな」と感慨深げにコメント。
数々の作品に出演している宮崎だが、コメディーの演技はこれが初挑戦。宮藤は「毎日毎日けられたり、泣かされたり…とひどいシーンばかりなのに、彼女は嬉々としてやっていた。どうかしちゃったのかな? 壊れちゃったのかな?とかわいそうに思いながらも、笑えるから素晴らしい」と絶賛。すかさずユースケが「あんたがやらせてたんだろ! 一生懸命やってんだから」と突っ込み、会場の笑いを誘った。
「少年メリケンサック」は、4人組の中年パンクバンド。ベーシストとギタリストの兄弟を演じるのは、佐藤と木村の異色コンビ。ボーカリスト役は田口で、ドラマーは宮藤とともに「グループ魂」のメンバーとして活躍中の三宅が演じる。劇中ではオリジナル曲を演奏するシーンもあり、佐藤が「もともとロックが好きだったので、この役を演じられるのはうれしい。バンド仲はいいし、今のところ解散の危機もない。目標はミリオン(セラー)。3枚は確実に狙いますよ!」と意気高らかに宣言。木村も「そして印税生活やね。南の島で過ごしたい」と続き、田口も「その後はワールドツアー!」とすっかりその気になっていた。
『少年メリケンサック』
2009年春公開予定
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