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柴咲コウがスタントを使わずに、カンフー・アクションを自らこなしたことで話題になっている映画『少林少女』。そんな彼女の舞台裏を間近で見ていた中国人俳優キティ・チャンは、柴咲について「彼女は“女優そのもの”」と語り、アジアで大ヒットした『少林サッカー』に続き、本作にも出演した俳優は「柴咲さんに引っ張ってもらった」と語る。闘う女を演じた柴咲は共演者にどのように見られていたのか? さらにナインティナインの岡村隆史との笑い対決など、『少林少女』に出演した中国人俳優に話を伺った。
『少林少女』では、柴咲演じる桜沢凛と友情を育み、ラクロスに誘う重要な役どころを演じたキティ・チャン。最初のうちは撮影現場で話さない柴咲を冷たい人と誤解していたという。しかしそれは役になりきるための柴咲自身の準備の場であったことを知り、「ホンモノの女優さんなんだー」と柴咲を見る目が尊敬へと変化した。
『少林サッカー』でカンフーアクションを演じた先輩であるティン・カイマンとラム・チーチョン。彼らは日本に来る前からインターネットで柴咲を検索して、「目が大きくてキレイな人」と会うのを楽しみにしていた。しかし彼女がアクションをおこなうことには実は疑問を持っていた。「柴咲さんは、少林拳を習ったことがないのに、素晴らしい動きでした。柴咲さんを見て、本気になりました」と彼女の真剣な演技に触発されたと話す。
本作では、ナイナイ岡村の出演も話題になっているが、彼ら中国人俳優にとっても忘れられない日本人との出会いになったようだ。「岡村さんは独特の動きによって観客を作品の中に引きずり込む」とティンが褒めると、キティも「岡村さんは心の底から笑いを引き出そうとするので、中国のコメディアンは日本のコメディアンを勉強するべき」と指摘する。
アクション女優と称されることに柴咲自身は次のように本音をもらす。「うれしいですね。運動苦手っていうイメージがファンの方たちにもあるみたいですけど、それはイメージだから、あえて私が“そんなことないもん! 違うもん!!”と言ったところで、伝わらないじゃないですか。だからこういう作品で覆せることは楽しくもありますね」。
少林寺拳法本場の中国人俳優すら脱帽する、闘う女優・柴咲コウ。彼女が挑んだ本格アクションは、中国に、そして彼女自身にどのような影響を与えたのか興味は尽きない。
『少林少女』
4月26日(土)全国東宝系ロードショー
文:筧みゆき
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