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『紀元前1万年』主演のS・ストレイト「妻と喜びを分かち合ったよ」
2008年04月28日 14時00分 [洋画]
22歳の新星、スティーブン・ストレイト

マンモスが大地を闊歩し、精霊が人々を導く太古の時代…紀元前1万年。孤独な青年デレーは、邪悪な支配者に連れ去られてしまった婚約者を救いだす冒険に旅立つ。それは彼自身が真の勇者になるための試練だった。数々の記録を塗り替えてきたヒットメーカー、ローランド・エメリッヒ監督の最新作『紀元前1万年』がついに日本上陸。そこでプロモーションのため初来日を果たした主演のスティーブン・ストレイト(22歳)に、人類の創世記を描いた同作にちなんで、彼自身の“歴史”を語ってもらった。

スティーブンが生まれ育ったのはニューヨークのグリニッジ・ビレッジ。俳優やミュージシャンなどアーティストが多く暮らすことで知られる一画だ。「確かにちょっと特殊な環境だったかもね。でもおかげで自然と芸術に興味を持った。13歳のときに俳優学校に通い始めたんだ」と俳優を目指すきっかけを語ってくれたスティーブン。多感な少年時代に、彼はさまざまなジャンルの映画を楽しんだ。もちろん、エメリッヒ監督のスペクタクル大作も。「10歳くらいのときに『スターゲイト』を見たんだ。とても興奮したよ。彼がすごいのは想像力を駆使し、今まで見たことない世界に命を吹き込むところだね」。

そして今やスティーブン自身が、エメリッヒ監督の想像力が作り上げる世界の住人となった。彼は『紀元前1万年』の主人公に抜てきされたときのことを「まず一番最初に知らせたのは当時のガールフレンド。今の奥さんだけどね。彼女も女優の仕事をしているから僕の喜びを理解し分かち合ったくれたよ」と少し照れながら教えてくれた。もちろん彼にとって、こんな大役は初めての経験だ。だが「むしろ僕に課せられた成長のチャンスだと思ったね」と覚悟を決めたスティーブン。その精神力は、冒険を通して成長を遂げる主人公デレーそのものである。

「実際、僕とデレーには似ている部分がある。この映画はストーリーの順番通りに撮影されたんだ。だから、デレーの成長とともに僕自身も役作りのプロセスを踏むことができたよ」とスティーブン。『紀元前1万年』は彼自身にとっても大きな冒険だったのだ。過酷なロケ撮影はもちろん、実際には目に見えないCGキャラクターとの共演など、さまざまな困難を乗り越えて完成した同作は、全米で大ヒットを記録。スティーブンの俳優としての道も大きく開かれようとしている。

「僕はすごくラッキーなんだと思うよ。ニューヨークからロスに移ってすぐに俳優の仕事があったからね。もちろんものすごく努力もしたけど…運というものも絶対必要だからさ」と謙遜しながら、インタビューの最後には「今はとにかく演じることが楽しいんだ。感謝しなくちゃね」と本音も明かしてくれた。交わした握手の力強さにも、彼の人間的なパワーが感じ取れた。

『紀元前1万年』
4月26日(土)より、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

取材・文・写真:内田涼

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