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橋口監督6年ぶりの最新作 リリーらを前に「ふたりの存在に尽きる」と大絶賛!
2008年05月09日 11時30分 [舞台挨拶]
(左から)橋口亮輔監督、木村多江、リリー・フランキー

世界各国で高い評価を得た前作『ハッシュ!』から6年ぶりに橋口亮輔監督がメガホンをとった最新作『ぐるりのこと。』の舞台あいさつ付きプレミア試写会が8日、都内で行われ、監督のほか、主演の木村多江、リリー・フランキーが出席した。

タイトルでもある“ぐるりのこと”とは、監督いわく「人の世界で起こるさまざまな出来事」とのこと。監督自身が「バブル崩壊以降、鬱になった経験を通じて、この世界でどうやったら生きていく希望がみられるか」という思いから、魂をこめて作り上げた渾身の力作だ。

本作は1993年から9.11テロに至るまでのさまざまな社会情勢を背景に、初めての子供の死をきっかけに鬱になっていく妻と、それを支える夫のふたりのきずなを通じて描き出される珠玉の愛の物語。監督は、主演のふたりについて「本当にふたりの存在に尽きる。映画の神様がほほ笑んでくれたんじゃないかっていうくらい素晴らしい演技をしている」と満足げに語った。

司会者から監督がスリムになったことを指摘されると、リリーは「監督はどんどんやせられていくんですけど、僕の場合は逆のアプローチで…。お弁当とかお菓子がおいしくて、ふんわりイメージで6キロも太った」と独自のトークで終始会場を笑わせていた。また、本作を通して自身の結婚観が変わったようで、「映画の中に出てくる夫婦は理想の夫婦。ふたりのように何げない風景の中で温かさを感じられる生活にあこがれを持った」のだそう。一方、2カ月前に一児の母となり、まさに“ぐるりのこと”の変化があった木村は、「出産で多くの人に支えてもらい、自分はひとりじゃなく生きていたんだと。出産を通してだけじゃないですけど、そういう財産があるということに改めて気付いた」と母となったやさしい表情でコメントした。

最後に、会場にいる観客に対し、リリーが「この夫婦みたいに何があっても一緒にいてくれる人が一人でもいてくれたらどんなに豊かなことか、そういう何か単純なことに気付かせてくれる映画」と真摯に語ると、木村も「自分の“ぐるりのこと”を振り返ってみて、こういうことも幸せだなと心の温度が上がったらうれしいです」と語った。

『ぐるりのこと。』
6月7日(土)より、シネマライズ、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー

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