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スパイダーマンや、ハルクを生み出したマーベル・コミックス社の人気コミックを映画化した『アイアンマン』が9月の日本公開を前に本国アメリカを始め、全世界で驚異的なヒットを記録していることがわかった。

『アイアンマン』は先月30日よりフランスや香港などを皮切りに世界各地で封切られ、5月2日に本国アメリカで公開をスタートしたとたん、週末だけで1億75万ドルの売り上げを記録。この数字は続編をのぞく新作映画の週末記録としては歴代2位という輝かしいものだ。そして、注目の公開2週目の成績も勢いはまったく衰えることなく、2位の約2.5倍の売り上げる圧倒的な強さでV2を達成。公開からたったの10日間で『マトリックス』『X-MEN』のトータル興収を抜き去るメガヒットをおさめている。

本作は巨大軍需企業の社長で大富豪の主人公トニーが自身が開発した戦闘用スーツを装着し“アイアンマン”に変身。テロ組織と戦いを繰り広げるというストーリー。最新VFXを駆使した迫力のアクション・シーンはもちろん、『ショート・カッツ』や『ゾディアック』に出演する実力派俳優ロバート・ダウニーJr.が人気ヒーロー“アイアンマン”に扮していることも話題を呼んでおり、観客だけでなく批評家からも高い評価を受けている。

この大ヒットを受け、マーベルスタジオは早くも続編の製作を決定。2010年4月30日に公開を予定しているほか、2011年夏にはアイアンマンが同じくマーベル社が手がける人気ヒーロー、ハルク、キャプテン・アメリカたちとチームを組んで戦う『アヴェンジャーズ』の製作も決定しており、全世界に“アイアンマン”旋風が吹き荒れることは間違いなさそうだ。

日本では9月より全国一斉公開が決定しており、現在、一部の劇場で本作の予告編が上映されている。アイアンマンが空を飛び、腕からミサイルを放つ迫力のアクション場面と、画面に登場するだけで強い存在感を放つロバート・ダウニーJr.の姿をいち早くチェックしたい方は劇場に足を運んでみてはどうだろうか。
9月より日劇3ほか全国ロードショー