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寺島進×西島秀俊、俳優界きってのシネフィルふたりが日本映画を語る【東京フィルメックス】
2008年12月01日 16時50分 [映画祭]
関口裕子氏、寺島進、西島秀俊

第9回東京フィルメックスの関連イベントとして開催されたトークショー「それぞれのシネマ」。本企画の最終回「日本映画編」に、俳優の寺島進と西島秀俊が登場し、映画愛に満ちた熱いトークを繰り広げた。

まず、司会のVariety Japan編集長・関口裕子氏が東京フィルメックスの印象を尋ねると、寺島は「貴重で希少な映画祭だと思いますね」、西島は「映画が本当に好きな人が集まって映画祭が出来上がっている」とそれぞれその魅力を解説。既に本映画祭で幾つかの作品を鑑賞したという西島は「見逃すと悔しい思いをすることがある」と生粋の映画好きの顔をのぞかせていた。

また、海外の映画祭にも多く訪れている寺島は「いろんな国の人たちがいて、見方が違って、反応も違う。理屈抜きに元気をもらったし、視野が広がって、仕事に対する姿勢がいい意味で変わりましたね」と、さまざまな映画人の交流の場ともなっている映画祭の醍醐味について語っていた。

そして北野武監督を敬愛するふたりが集えば、話題は自然と北野作品へ。西島は『Dolls〈ドールズ〉』撮影時、北野監督の「『ソナチネ』は公開が短かったから劇場で見ている人があまりいない」という発言に、「大ファンってこと言えなかったんだけど、その時は思わず『僕、劇場で見てます!』って。あの時は前のめりになりましたね」と明かせば、一方の寺島は、北野監督がアメリカで新作を撮影すると思い込んでロスまで追いかけていってしまったという「ちょっとしたストーカーみたいな」秘話を披露。ついでにアメリカ横断のバス旅行までしてしまったというエピソードには会場が爆笑に包まれ、寺島が「現地で『ソナチネ』のオファーを受けた」と語れば、西島が「『ソナチネ』出られるなら僕もアメリカに行きますよ!」と返し、来場者をわかせていた。

また、今回の特集上映のひとつ「蔵原惟繕特集」について、寺島は「あのころって、どんな方法論を使ってても、それがすごく生き生きとフィルムに焼きついてる。今は撮影所システムも崩壊しちゃって、創作活動や映画が不自由になってる。見てると『なんでこういう事ができたんだろう』って悔しくてしょうがない」と映画界の現状を憂うコメントも。まさに映画愛にあふれたふたりのトークに、幸運な来場者たちは感激しきりの様子だった。

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