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境界線を越えて結婚すると二度と戻れない! 『シリアの花嫁』監督来日
2008年12月03日 15時30分 [舞台挨拶]
エラン・リクリス監督

2004年モントリオール世界映画祭でグランプリをはじめ4冠を獲得した『シリアの花嫁』。日本公開に先立ち、来日したイスラエル出身のエラン・リクリス監督が2日、都内で記者会見を行った。

映画は、1967年の第3次中東戦争でイスラエルが占領したゴラン高原を舞台に、若き娘のモナがシリア側へと嫁いでいく一日をつづる。花嫁は一度、軍事境界線を越えると二度と家族の元には戻れない。国や宗教などに翻ろうされながらも、決意と希望を胸に秘めたモナ一家の悲喜劇を描く。

リクリス監督は「これまで常に、自分の国と周りの国との関係について考え、社会の中での個人というものを描いてきた。今回は婚礼の一日を描いたものだが、結婚はどこの国の誰にでも起こりうる普遍的なもの。シリアについての知識がなくても、登場人物に共感を覚える作品になっているはず」と作品をアピール。

また、イスラエルをはじめとする複雑な中東情勢について「長すぎる中東情勢の混迷に、すべての人が変化を求めているのは明らか。無関心でいることが一番怖いことなので、常に自分の頭で考え、ポジティブなエネルギーを保つことが大切。若い世代が何か新しい変化を起こすことができるのではないか」と次世代に望みを託した。

『シリアの花嫁』
2009年2月21日(土)より、岩波ホールにてロードショー

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