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老人の姿で生まれ、年を重ねるごとに若返っていくという運命を背負った主人公・ベンジャミンの、奇妙で愛に満ちた生涯を描いた『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』。本作のジャパンプレミアが29日、六本木ヒルズアリーナ広場で開催された。

厳しい寒さの中、会場にはイベント開始時刻の数時間前から多くのファンと取材陣が駆けつけた。そんな熱気の中、まずはデビッド・フィンチャー監督が登場。続いて、主演のブラッド・ピットが車から降りる映像が大画面で流されると、大きな歓声が鳴り響き、妻であるアンジェリーナ・ジョリーをエスコートしてふたりでレッドカーペットに登場すると会場の熱気は最高潮に達した。カーペット上でサインを求める熱狂的なファンにも、ふたりは終始笑顔で応えていた。

レッドカーペットでのイベント終了後、フィンチャー監督とブラッド・ピットがステージに登壇。ピットは「こんなあたたかい大歓迎、本当に今、最高の気分です」と日本のファンに向けてあいさつ。普通の人間とは真逆の成長を歩むという難しい役も「むしろ楽しんでやった」と語るピット。また様々な年齢の特殊なメイクをした感想について「自分が歳をとったらこうなるんだということが分かり、いい経験でした」と振り返った。

一方、監督は、企画の段階からピットを起用しようと考えていたのかという司会者からの質問に対し、笑顔で「YES！」と即答。『セブン』『ファイト・クラブ』でもタッグを組んできたふたりだけに、絶大な信頼関係を築いているようで、ピットも「とにかく全部監督のおかげです」と感謝の気持ちを述べていた。

『ベンジャミン・バトン　数奇な人生』
2月7日（土）より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

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