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「自分が求めていた役がそこにあった」寺脇康文が最新作への想いを語る
2009年02月20日 09時56分 [邦画]
主演作『悲しいボーイフレンド』の寺脇康文

寺脇康文が映画単独初主演を務める『悲しいボーイフレンド』が21日(土)より公開となる。人気シリーズ『相棒』の亀山薫役を卒業し、俳優として“次なるステップ”へと向かう寺脇に話を聞いた。

『相棒』シリーズではアクティブな熱血刑事を演じてきた寺脇だが、本作では突然現れた少女に翻弄されていくうちに自身の初恋をよみがえらせていく物静かな中年男・岩津を演じている。「この9年間は舞台と『相棒』を交互にやってきたので、役者として違ったことをやってみたいという飢えがありましたね」と語る寺脇の本作にかける意気込みは相当なもので、「台本を読んだ時に自分が求めていた役がそこにあって、これは他の人にはやらせたくない!」と監督に出演を直訴したという。

そんな彼が本作で目指したのは、若さや体力にまかせたパワフルな演技ではなく“そぎ落とした演技”。「体力は落ちていくわけだけど、年を重ねるといろんなことがわかってくる。暖炉に例えるなら10代って“燃えさかっている火”なんです。熱すぎるし、部屋に悪影響を及ぼすこともある。でも、年齢を重ねるごとに、部屋に対応する“良い火”になっていく気がするんですよね」。俳優として経験を積み、成熟したからこそできた彼の“抑制された演技”は、『相棒』シリーズで彼のファンになった多く観客たちに驚きと、新たな発見を与えることになるだろう。

ちなみに寺脇は、自身が演じた岩津の“初恋”について「男っていつまでも別れた時のまんまで、過去を引きずりますよね。同窓会で好きだった子に会うと、その時の気持ちがよみがえってくるというか」と分析しつつ、「でも女性は『私も好きだった』って“過去形”ですからね。『今は違うけど!』って感じ」と笑う。「だから、30代以上の男性の方にもこの映画を観てほしいですし、女性と一緒に観て、話をしてほしいですね」。

6月には朋友・岸谷五朗との地球ゴージャスの新作、「ダイワハウスSpecial地球ゴージャスプロデュース公演Vol.10『星の大地に降る涙』」が控えるほか、TV番組の司会を務めるなど、2009年も幅広いフィールドで活躍する俳優・寺脇康文。そんな彼が見せる“新たな一面”を大きなスクリーンで堪能してほしい。

『悲しいボーイフレンド』
2月21日(土)より、シネマート六本木ほか全国順次ロードショー

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