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日本未公開作も! 巨匠・キェシロフスキの特集上映が開催決定
2009年03月25日 14時10分 [洋画]
(C)TELEWIZJA POLSKA S.A. 2009

1996年に54歳という若さでこの世を去るも、世界中の映画ファンから愛されているポーランドの巨匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督の特集上映「キェシロフスキ・プリズム」が6月20日(土)より開催される。

毎回、特集が開催されるたびに大勢のファンが劇場に詰めかけるキェシロフスキ作品だが、今回の「キェシロフスキ・プリズム」は“現在、日本で鑑賞可能なキェシロフスキ作品をすべて上映する”というコンセプトを掲げ、史上最大の規模・上映本数で行われる。注目は『地下道』や『初恋』をはじめとする5本の日本未公開作品。これらの初期作品は権利の関係で今後もDVD発売できないため、今回の上映は非常に貴重といえる。

また、新作ドキュメンタリー『スティル・アライヴ』も見逃せない。生前の彼の声や、記録映像、関係者の証言を重ね合わせて、キェシロフスキの軌跡をたどる本作は、ファンはもちろん、キェシロフスキを知らない映画ファンにとっても入門編となるのではないだろうか。

他にも映画史に残る傑作『ふたりのベロニカ』や『トリコロール』三部作、『デカローグ』全10話など、人気作も上映され、彼が描き続けてきた“美”と“愛”の全貌を堪能できる決定版的な特集となりそうだ。

■「キェシロフスキ・プリズム」上映作品
『スティル・アライヴ(新作/ドキュメンタリー)』
『地下道(日本初公開)』
『初恋(日本初公開)』
『スタッフ(日本初公開)』
『平穏(日本初公開)』
『短い労働の日(日本初公開)』
『煉瓦工』
『ある党員の履歴書』
『種々の年齢の七人の女(※参考上映、日本字幕無し)』
『傷跡』
『アマチュア』
『偶然』
『終わりなし』
『デカローグ』第1〜10話
『殺人に関する短いフィルム』
『愛に関する短いフィルム』
『ふたりのベロニカ』
『トリコロール/青の愛』
『トリコロール/白の愛』
『トリコロール/赤の愛』
6月20日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次開催

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