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ガンダム、ヱヴァも上映。ロカルノ映画祭が大規模な日本アニメ特集を開催
2009年03月27日 12時50分 [映画祭]
ロカルノ映画祭で上映が決まった『機動戦士ガンダム(劇場版)』,(C)SOTSU・SUNRISE

べネチア、カンヌ、ベルリンと並び、世界4大映画祭のひとつとして知られるロカルノ国際映画祭でレトロスペクティブ(回顧展)「マンガ インパクト〜日本アニメーションの世界」を開催することが決まり、26日、東京のスイス大使館でロカルノ映画祭総裁マルコ・ソラーリ氏、ロカルノ国際映画祭日本代表・江口美都絵氏らによる記者会見が行われた。

ソラーリ氏が「スター性ではなく、あくまで作品本位で運営してきた」と自負するロカルノ映画祭は、古くから、新しい才能の発見の場として多くの映画ファン、映画関係者たちの注目の的となってきた。今回、行われる「マンガ インパクト」は日本最古のアニメーションといわれる『なまくら刀』や、最新作のワールドプレミア上映、『機動戦士ガンダム』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』など、計200時間におよぶ作品上映、作品の原画や資料を元学校だったという巨大な施設に展示する展覧会、記念出版、そしてWEBという4つ要素から、日本アニメ文化の全体像に迫る。

今回の試みについて日本代表の江口氏は、「日本のアニメは、確かに世界の著名なクリエイターに影響を与えるなど、その人気は高まっていますが、まだまだ一般的ではなくサブカルチャー。そのため熱狂的なファンの間で細分化され、断片的に評価されたり、拒否されているのが現状。そこで、全体像を提示して“本当の日本アニメの価値”を紹介したい」と話す。

上映作品と展示内容は世界中から集まったプログラマーによって現在も選考が続いており、同時に世界の文化への影響関係なども探っていくという。また、ロカルノ国際映画祭の後は、イタリアのトリノ国立映画美術館での展示会も決定している。世界の著名な映画祭で、これほど大々的な日本アニメーション大回顧展が行われたことはなく、今回の試みは大きな注目を集めることになりそうだ。

■ロカルノ映画祭「マンガ インパクト 日本アニメーションの世界展」開催概要
8月5日〜8月15日 ロカルノ映画祭(スイス)
9月16日〜2010年1月10日 トリノ国立映画美術館(イタリア)

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