あなたが好きなタレントの
出演情報をメールでお知らせ♪

タレント ニュース

映 画

映画館スタッフが、一番観てほしいと思った映画は? “映画館大賞”創設
2009年03月30日 13時43分 [映画祭]
映画館大賞  花くまゆうさく

興行収入によるランキングではなく、映画館で働いているスタッフがお客さんに「スクリーンで観てもらいたい」と思う映画はどれか。そんなコンセプトのもと、全国の独立系映画館110館の協力を得て、映画館スタッフの投票によってベストテンが決まる“映画館大賞”が創設された。

現在、シネコンの増加によって、映画館数が増え続けている日本では、この不況の中でも、映画館へ足を運ぶ人は多く、先日アカデミー賞を受賞した『おくりびと』は、興行収入50億円を突破した。その一方、多数の映画館ではいわゆる“大作”と呼ばれる映画が上映され、低資金、小規模の作品との格差が広がりつつある。また、DVDリリースへの期間短縮や、ネット配信の活性化も影響し、映画館へ足を運ぶ人が、2008年は前年比で約300万人減という結果になった。

「映画を観るなら映画館で」、という意識が薄まりつつある中で設立されたこの賞は、“本当に心揺さぶられる映画体験とは、映画館の暗闇を見知らぬ人々と共有することでしか得られないもの”という想いのもと、一番観客に近い映画の送り手である映画館スタッフが、本当に観てもらいたい映画を選ぶことで、映画ファンと映画の橋渡しをする、というもの。2008年に公開された約800本の作品の中から、洋画、邦画、自分の映画館での上映の有無に関係なく、「映画ファンにスクリーンで観てもらいたい」作品を選び、獲得した投票数によって大賞が決定。また、みうらじゅん、映画監督の岩井俊二、女優の蒼井優らに独自の視点でのおすすめ映画を選んでもらう特別部門も設立された。

今回、受賞した作品は、5月22日より東京のユーロスペースによって連続上映され、ゲストによるトークショーも予定されている。映画館へ行くには、映画を決めて、スケジュールを調整して、とハードルがある。が、それでも「スクリーンで見てほしい」と映画館スタッフに言わせる作品とは。映画ファンはもちろん、最近映画館を訪れていない人は、この機会にぜひ映画館へ足を運んでみてはいかがだろう。

■映画館大賞3月31日結果発表

チケットぴあ

映画のニュース もっと見る

最新ニュース もっと見る