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松田龍平主演『蟹工船』は「笑えて、泣けて、燃える映画」
2009年04月10日 15時15分 [邦画]
『蟹工船』完成披露試写会に出席した松田龍平

1929年に出版されたプロレタリア文学の傑作を映画化した『蟹工船』がついに完成。10日に都内で完成披露試写会と会見が行われ、主演の松田龍平と西島秀俊をはじめ、高良健吾、新井浩文、柄本時生、TKOの木下隆行と木本武宏、そしてSABU監督が登壇した。

小林多喜二の小説『蟹工船』は、数年前より再評価の機運が高まり、現在では160万部を突破、昨年の流行語大賞でトップ10に選ばれるなどの盛り上がりを見せている。今回、新たな視点・解釈を交えて映画化したSABU監督は「名作に仕上がりました」と完成度に自信を見せ、原作の精神を守りながらも「オレが監督するので、笑えて、泣けて、感動して、最後に燃える映画になってます」と作品を強くアピールした。

『蟹工船』は劣悪な環境の蟹工船で働く新庄(松田)ら労働者たちと、彼らを人間扱いしないオニ監督・浅川(西島)との闘争を描いた作品。松田は「ツラい話の中に光のある作品になった」とコメントし、西島は「我ながら極悪な人間を演じることができたので、今後はこういう役が増えるといいなぁ、と思ってます」と笑顔を見せた。また、この映画を2009年に再映画化することについては「浅川のような“わかりやすい敵”がいない分、現代の方がツラいのではないか」(松田)、「映画の中で“ツラくても考え続けろ”というセリフがあるんですけど、それが現代の観客にも響くのではないか」(西島)とそれぞれ分析した。

一方、初の本格的な演技挑戦となるTKOの木下は「映画は厳しい世界でした」と言いながらも「西島さんにたたかれる役なんですけど、(僕が)Mでよかったと思います」とボケをカマして会場は大爆笑に。さらには高良が劇中に登場した大量の蟹について触れ「僕は…甲殻類アレルギーなんで」と打ち明けるると、木下・木本のふたりに「それ、一番言うたらアカンことやろ!」とツッコミまれ、会場はさらに大きな笑いに包まれた。

『蟹工船』
夏、シネマライズ、テアトル新宿ほか全国ロードショー

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