あなたが好きなタレントの
出演情報をメールでお知らせ♪

タレント ニュース

映 画

近年、再評価の高まる中平康の特集上映を開催
2009年04月10日 17時20分 [映画その他]
石原裕次郎主演、中平康監督の傑作『狂った果実』

日本映画黄金期に日活をベースに活躍し、近年、再評価の波が高まっている映画監督・中平康(なかひらこう/1926-1978)の特集上映「孤高のニッポン・モダニスト 映画監督・中平康」が12日(日)より東京のラピュタ阿佐ヶ谷で開催される。

中平康は1956年、石原裕次郎主演の『狂った果実』で監督デビューを果たし、そのスタイリッシュな映像と、洗練された演出で、日本だけでなくフランスのヌーヴェルバーグの監督たちからも絶賛を浴びるなど、世界的な支持を獲得。その後も「“何を”撮るかではなく、“どのように”撮るか」にこだわり、娯楽大作から重厚な文芸作、サスペンス、ラブコメディまで幅広いジャンルの作品を発表。生前は同時代の映画監督と較べると、評価が高いとは言えなかったが、現在はその卓越したテクニックとスタイルに若い映画ファンから熱い支持が寄せられている。

今回の特集ではデビュー作『狂った果実』をはじめ、吉永小百合と浜田光夫のコンビが主演し、公開当時に大ヒットを記録した純愛ドラマ『泥だらけの純情』、ニセ札作りの名人をめぐってギャング団と悪党たちが争奪戦を繰り広げる痛快娯楽作『危いことなら銭になる』、男女の倒錯した愛の世界を、パウル・クレーの絵画を交えてスタイリッシュに描いた名作『砂の上の植物群』など、全34作品を上映する。

2003年に全国で行われた大規模な回顧上映では連日、多くの観客が劇場を訪れ、新たなファンを獲得した中平康。今回の特集上映は中平監督のファンにはもちろんのこと、「まだ中平作品を知らない」という新世代の映画ファンにもたまらないものになるのではないだろうか。

■「孤高のニッポン・モダニスト 映画監督・中平康」
『狂った果実』
『牛乳屋フランキー』
『危いことなら銭になる』
『あした晴れるか』
『月曜日のユカ』
『砂の上の植物群』
『泥だらけの純情』
『あいつと私』
『学生野郎と娘たち』
ほか、全34作品を上映
4月12日(日)〜5月30日(土)
東京・ラピュタ阿佐ヶ谷にて開催

(C)日活

チケットぴあ

映画のニュース もっと見る

最新ニュース もっと見る