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高校野球を通して問題児たちが自分たちの夢を見つける姿を描いた大ヒットドラマ『ROOKIES』の完結編『ROOKIES―卒業―』が完成し、14日に都内で完成披露試写会が開催。上映前には主人公の熱血教師を演じた佐藤隆太らキャスト陣と、平川雄一郎監督が舞台に登場した。

甲子園を目指して白球を追い続ける二子玉川学園高校(通称：ニコガク)野球部のメンバーたちの最後の夏を描いた本作。佐藤は「ドラマが始まってから1年。ついにこの日を迎えられたことをうれしく思っています」と笑顔であいさつし、「この作品があったのは、みなさんの声援があったからです。映画もよろしくお願いします」と頭を下げた。エース・安仁屋を演じた市原隼人は「このメンツでこの場に立てるのがすごくうれしいです。作品って観ていただいた時点で、観た人のものになるんで、この映画を楽しんで、体に染み込ませてもって帰ってください」とあいさつした。

キャスト陣にとっても『ROOKIES』シリーズは大きな意味を持つようで、城田優が「芝居を超えた本物のドラマがある」と語れば、桐谷健太は「仕事ではなく人生の一部」と胸を張り、佐藤健は「このシリーズは俺の“青春”でした」と笑顔を見せた。

舞台あいさつ中もひっきりなしに客席から歓声や、俳優たちに呼びかける声が響き、会場は熱狂の渦に。最後に佐藤が「言葉では表せないほどの財産をもらった気がします。今日はありがとうございました」とあいさつし、客席に向かって「じゃ、最後にみんなで“ゴー！　ニコガク、ゴー！”で締めましょう」と呼びかけると、会場の盛り上がりは頂点に達した。ついには出演者たちが首にかけていたタオルを客席に投げ込むパフォーマンスをみせるなど、映画の試写会とは思えないほどの熱いひとときとなった。

『ROOKIES―卒業―』
5月30日（土）全国東宝系ロードショー

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