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クリント・イーストウッド監督最新作『グラン・トリノ』で音楽を担当し、自身のグループも6月に来日公演を行うジャズ・ミュージシャン、カイル・イーストウッドが来日。29日にマスコミ取材に応えた。
クリント・イーストウッド監督を父に持ち、『アウトロー』や『センチメンタル・アドベンチャー』に出演、『硫黄島からの手紙』や『グラン・トリノ』では音楽を務めたカイルは「17、8歳の頃は映画監督に興味があったのですが、その後、音楽への興味が大きくなりました。しかし、今では音楽を通じて映画と関われることがうれしい」とコメント。『グラン・トリノ』の音楽については「映画音楽はスクリーンで起こっていることをサポートするものなので、そのために必要なメロディを探すよう務めました」と振り返った。
自らも作曲を行い、音楽に関する作品を多く手がけてきたイーストウッド監督について、カイルは「父はいい“音楽の耳”を持っていると思います。独学でピアノも弾けるし、曲もかけますから」と分析し、「私の家庭は両親とも音楽、特にジャズが好きで、モンタレー・ジャズ・フェスティバルに連れて行ってもらうなど、小さい頃から音楽が身近にあったのです」と回想した。また、「自身の父をひとことで表現するとしたら?」との質問には、少し迷って「passionate(情熱的)かな。父は常に情熱のある人なんだ」と笑顔を見せ、「お父さんの口グセは?」と質問には「go ahead! Make my day!(やってみろよ、オレを楽しませてくれ/映画『ダーティ・ハリー』の名セリフ)とか?…そんなことはないね」とジョークを飛ばし、報道陣を笑わせた。
この日、イーストウッド監督が、日本政府から2009年春の叙勲で旭日中綬章を受章したことについて、カイルは「とてもうれしいニュースでした。2年前に『硫黄島からの手紙』という日本を舞台にした作品を手がけたことも関係しているのかもしれません」と笑顔でコメント。最新作『グラン・トリノ』については「これまでのイーストウッド作品と通じる部分がありながら、どこか異色の作品で、とてもいい映画だと思います」と語った。
『グラン・トリノ』
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