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人気舞台を最新のデジタル映像でスクリーンで上映する“ゲキ×シネ”シリーズの最新作『五右衛門ロック』が16日(土)より公開されるのを前に、新感線の看板俳優である古田新太と、新感線に2度目の参加となる松雪泰子が、“ゲキ×シネ”の魅力、『五右衛門ロック』の見どころについて語ってくれた。
舞台公演を15台のデジタルカメラで収録し、映像版ならではの映像・音響効果を加えた、演劇でも映画でもない新しいエンターテインメント“ゲキ×シネ”。古田は“ゲキ×シネ”について「舞台は毎日、公演するので、とにかく労力と財力がかかるんです。だから本当は現地に行って公演したいんだけど、なかなか難しいので、地方の演劇ファンの方に『こういうことやってるよ』というのが伝われば」と語る。劇中音楽はすべてバンドによる生演奏、舞台裏では100人以上のスタッフが動いた本公演を、松雪は「映像で観て、改めてスゴい人数でスゴいものを作っていたんだなぁ、と感じましたね」と振り返った。
『五右衛門ロック』は、天下の大泥棒・石川五右衛門(古田)と妖艶な美女・真砂のお竜(松雪)らが、南の果てにあるタタラ島で大冒険を繰り広げる物語。本作の大きな見どころはタタラ島を支配する謎の王・クガイを名優、北大路欣也が演じていることだ。古田は「失礼な話ですけど、あの御年であのスピードの殺陣ができるのはカッコいいですよね。映像だとゴマかせるんですけど、ライブだとゴマかせないので嫌がる俳優さんも多いんですけどね」と大先輩の北大路に敬意を表し、「けいこ場の隅で北大路さんが独りでずっと練習している姿が忘れられないですね」と語る松雪は「私と北大路さんがデュエットをする第1幕のラストは見どころです」と笑顔を見せる。その他の出演者も、江口洋介、森山未來、川平慈英、濱田マリら「全員が歌える人たちで、個性が違いながらも派手な感じのチーム」(古田)がそろっている。
東京公演が行われた新宿コマ劇場は“娯楽の殿堂”として多くの人に愛されながら、昨年末で閉館。古田は「コマ劇場が最後だったんで、派手に打ち上げ花火をブチ上げて、コマに『お疲れさん』を言おうという公演」と語る通り、『五右衛門ロック』公演中の劇場は連日、多くの観客が押し寄せ、さながら夏祭りのようなムードだった。そんな公演だからこそ、『五右衛門ロック』はDVDではなく“ゲキ×シネ”で観てほしいと古田は話す。「“ゲキ×シネ”はDVDと違って、いろんな人たちと一緒に観るので、他の人の反応も感じられるわけですよ。それは、なかなかない雰囲気ですよね」。
“ゲキ×シネ”シリーズも6作目を迎え、新感線ファン、演劇ファンだけでなく、さらに幅広い層にまで広がりを見せつつある。本作は16日(日)より関東・近畿での公開され、秋にはその他の地域での上映も予定している。
ゲキ×シネ『五右衛門ロック』
5月16日(土)より新宿バルト9ほかで全国順次公開
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