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映画『インスタント沼』の特別試写会が13日、都内で行われ、主演の麻生久美子と三木聡監督が舞台あいさつに登場した。

映画は、出版社を辞めることになったジリ貧OLが、骨董屋を経営する実の父親と出会い、トラブルに巻き込まれながらも幸せをつかもうとする物語。

『時効警察』に続き、三木監督とタッグを組んだ麻生は「三木さんから話を頂いてビックリした。『時効警察』では、三木組に入りきれなかったような悔しさがあって。三木さんに好かれてないのかなと思っていたのでうれしかった」と笑顔でコメント。「バラエティー番組のボツ企画を映画化した」と話す三木監督は、「脚本を書き終えた時、ジリ貧OLを演じられるのは麻生さんしかいないと思った」と主張した。

物語にちなみ、司会のお笑いコンビ、アンジャッシュの渡部建から“ジリ貧から脱出する方法”を聞かれ、麻生は「引っ越しです。物が整理されて気分転換にもなります。あと、風水サイトで調べて引っ越し場所を決めたら、すごく運が良くなりました。本当ですよ！　こうやって仕事ができてますから」と熱弁。三木監督は「何でも、いいようにとらえることですね。例えば、ハトのフンが落ちてくるのも、ひと笑い取れたと思えば吹っ切れます。これは実体験です」と笑わせた。

最後に、麻生は「この作品は、私にとって宝物。普段は自分が出ている作品を見ないんですけど、これはすでに7回くらい見ました。見るたびに、面白いポイントが増えていくんです」と作品をアピールした。

『インスタント沼』
5月23日（土）より、テアトル新宿、渋谷HUMAXシネマほか全国ロードショー

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