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ディズニーと劇団四季が提携するミュージカル「アイーダ」が、10月より汐留・電通四季劇場[海]にて行われることが決定し、5月19日、都内にて製作発表会が行われた。日本では2003年に大阪で開幕したが、首都圏での公演はこれが初となる。
「アイーダ」は、「美女と野獣」「ライオンキング」を手掛けたディズニーの製作のもと、2000年にブロードウェイにて開幕したミュージカル。ヴェルディのオペラでも知られる物語を、「ライオンキング」を生み出したティム・ライス(作詞)&エルトン・ジョン(作曲)のゴールデンコンビが現代の観客にフィットするよう再構築した作品だ。そのドラマチックなストーリーと楽曲、ディズニーらしいビビッドな色で彩られるダイナミックな舞台は観客を魅了し、2000年のトニー賞4部門、2001年のグラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞している。日本では、2003年12月に日本演劇史上初となる“関西発信のロングランミュージカル”として大阪で開幕、その後2005年からは京都で上演し、関西で通算19ヵ月、50万人の観客を動員。続いて福岡、名古屋と公演を重ねてきた。
日本上陸から6年たって、ついに待望の東京公演が始まることとなるが、このことについて浅利慶太代表は「ちょうど(初演時に)東京の劇場がいっぱいだったこともあり、四季が持つ“文化の一極集中打破”に立ち返り関西からのロングランとなりました。その間お客様から、なぜ東京でやらないんだという強い要望がありまして……やっと東京でご覧いただけます」と話す。さらに、いままでの国内公演回数972回のうち、この日の会見にも出席したアイーダ役の濱田めぐみが約600回、ラダメス役の阿久津陽一郎が約500回出演していることに触れ「かなりクオリティの高い舞台をお見せできると思います」と満を持しての東京公演に、自信をみなぎらせる。
すでに高い経験を積んでいるキャスト陣も力強くコメント。「6年の間に、スタッフ・キャスト一同、ひとまわりもふたまわりも大きくなりました。前回よりもより繊細でよりダイナミック、よりスピリチュアルな舞台を皆様にお届けできると思います」(濱田)、「愛情や憎しみ、欲望など、まさに人間の本質にふれる作品です。僕も東京出身なので、はじめての東京公演は頑張っていきたい」(阿久津)、「老若男女とわず幅広い世代の方に楽しんでいただける舞台。時空を超えた大きくて深い愛をお届けしたいと思います」(アムネリス役・五東由衣)とそれぞれ語った。またこの日は3人が作中のナンバーのうち『星のさだめ』『どうしたらいい』の2曲を披露。会見場に迫力ある歌声を響かせ、公演への期待感を煽った。
注目の東京公演は10月3日(土)、電通四季劇場[海]にて開幕。チケットは7月20日(月・祝)に一般発売開始予定。
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