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ブラピ×タランティーノ作品はナチを描いた痛快ファンタジーアクション【カンヌ映画祭レポート】
2009年05月25日 12時20分 [映画祭]
レッドカーペットに登場したブラッド・ピット (c) Jean-Louis TORNATO

ブラッド・ピットとクエンティン・タランティーノ監督の初コラボ作『イングロリアス・バスターズ』が、カンヌで世界初のお披露目となった。

朝8時半からのプレス向け上映は、8時を回った段階で満席となる状態。幕が上がるやいなや場内には歓声が飛び、タランティーノの人気ぶりを証明した。

舞台は、第二次大戦中、ナチ占領下にあるフランス。アメリカ人将校アルド・レイン(ピット)は、ナチを撲滅すべくユダヤ系アメリカ人を集めた「ザ・バスターズ」と呼ばれるチームを結成。タランティーノはこの企画を『キル・ビル』の前から抱いており、脚本が固まっていくうちに、「アルドの役にはブラッドしか考えられなくなった」という。

「僕とクエンティンは前から知り合いだったんだ。彼とは仕事をしてみたかったし、彼は僕を説得する必要なんてなかったよ。話をもちかけられた段階で、もうやると決めていた」とピット。アルドはテネシーなまりで話すので、「なまりの練習はしたが、あの地域のなまりは出来る自信が結構あるし、難しくはなかったね」。(ピット)

映画は史実を無視した、痛快なファンタジーアクションドラマ。タランティーノお得意のバイオレンスも、もちろんたっぷり。ついでにウエスタンの要素もある。

「ユダヤ系アメリカ人の友達を喜ばせるような第三帝国の終わりを描いてみせたかったんだ。でも、いざドイツに入ってみると、ドイツの人たちもまた同じくらい、いやもっと、ナチを嫌っていて、こういう空想の場面を見てみたがっていることがわかったんだ。だから僕はこの映画は、ドイツでもきっとヒットすると予測している」。(タランティーノ)

日本公開はこの秋。

取材・文:猿渡由紀
撮影:若山和子/Jean-Louis TORNATO

■第62回カンヌ国際映画祭
5月13日〜5月24日まで開催

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