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石丸幹二が主演するミュージカル「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ 〜日曜日にジョージと公園で〜」の記者会見が、6月3日、都内にて行われた。演出は宮本亜門、共演に戸田恵子ら。
本作は「スウィーニー・トッド」や「ウエスト・サイド・ストーリー」等を手掛けた現代ミュージカル界の巨匠、スティーヴン・ソンドハイムによる作品。彼が“点描”で知られる新印象派の画家ジョルジュ・スーラの傑作《グランジャット島の日曜の午後》にインスパイアされ創作、1985年度のピューリッツァー賞にも輝いたミュージカルだ。これを、ソンドハイム本人から絶大な信頼を寄せられている演出家・宮本亜門が手掛ける。宮本は「ブロードウェイの初演を観てとても面白かったのですが、日本でやるのは難しいだろうな……と思っていました。まさか自分がやらせていただくことになるとは。一見難しそうな作品ですが、内容はすごくわかりやすく、人が何を求めて生きているかはそれぞれ違う、だけどそれをどう認め合っていくか、という今の時代にあったテーマが描かれています。あらゆる方に観てほしい」と熱く語る。
主人公であるジョルジュ・スーラ(ジョージ)と、そのひ孫の2役を演じるのが石丸幹二。劇団四季を退団し、俳優活動を再開させた石丸は今もっとも動向が注目される俳優のひとりだ。「今の年齢だからできることにチャレンジしたいと思っていました。ジョージは壁にぶちあたったり、自分を見つめたりするキャラクター。自分の今の心情ととても合っています。ソンドハイムを歌うのも、宮本さんの演出も、PARCO劇場も初めて。初めてづくしですが、“真っ白”の状態で果敢に挑戦したいです」と笑顔で話した。
ほかにも、戸田恵子、諏訪マリー、山路和弘、春風ひとみ、畠中洋、鈴木蘭々らツワモノ揃いのキャストが出演する。「(仕事の関係で)遅れて稽古に参加したのですが、稽古場の扉を開けた瞬間にものすごく熱いハーモニーが聴こえてきて、鳥肌がたちました。きっとPARCO劇場が壊れます。それくらいの威力です(笑)」と語ったのは戸田恵子。この日はキャスト全員でテーマ曲「サンデー」を披露、戸田の言葉どおりの迫力あるハーモニーを響かせ、記者たちを圧倒させた。
公演は7月5日(日)から8月9日(日)まで、東京・PARCO劇場にて。チケットは現在発売中。
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