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呪い、怨んで10周年。両監督が語る“ネオ呪怨”の見どころ
2009年06月12日 09時55分 [邦画]
『呪怨』最新作を手がけた三宅隆太監督と、安里麻里監督

日本だけでなくハリウッド進出も果たした人気ホラーシリーズ『呪怨』の最新作『呪怨 黒い少女』と『呪怨 白い老女』が6月27日(土)より公開されるのを記念して、『…黒い少女』の安里麻里監督と、『…白い老女』の三宅隆太監督がそろってシネマぴあのインタビューに応えた。

これまで清水崇監督がすべての作品を手がけてきた『呪怨』シリーズは、第1作目のオリジナルビデオ版の発売から10周年を迎え、安里監督、三宅監督という“新しい才能”を迎え入れた。『リング』や『GOEMON』など、数々のヒットを飛ばしてきた一瀬隆重プロデューサーが両監督に要求したのは、続編でもリメイクでもない“ネオ呪怨”だったという。

「作り手が“人が人を呪い、怨む”ということに本気で向かい合えば、人の死生観の数だけ『呪怨』は撮ることができる」と語る三宅監督は、一瀬プロデューサーの要求に対して「清水監督の持っていた“怖いんだけど、どこか笑える部分もある”というユーモア感覚は残しながら、呪いと怨みが生まれるまでの人間の悲しみや、切なさを描きたかった」と語り、安里監督は「“呪い、怨む話”という前提は引き継ぎながら、その怨みが蓄積される場所が、これまでの“家”ではなく“ひとりの少女”だったら? という発想から製作をスタートしました」と振り返った。

両監督に共通しているのは、これまでの『呪怨』の魅力を継承しながら、新しい要素を加えようとしたこと。そんな両監督を、シリーズの生みの親・清水崇監督は“監修”の立場でサポート。三宅監督は「強制したりしないで、アイデアを出してくれるアドバイザー的な立場でしたね」、安里監督は「清水さんとは前から交流があるので、私と三宅監督の資質をわかった上で、的確にアドバイスしてくれました」と語った。

「世の中に危険なことや、怖いことが存在する以上、それを隠すことの方が不誠実」と語る両監督は、歴史あるホラー・シリーズと真剣に向き合い、それぞれが新しい『呪怨』を作り上げた。最後に「今後も『呪怨』は続いていくと思いますか?」と質問すると、安里監督は「今後も続いていくと思いますね。シリーズとしての受け皿が大きい分、もっとスケールの大きな作品を作ってみたい」と抱負を語り、三宅監督は「撮ってみてわかったのは『呪怨』は永遠に作り続けられるほど、器の大きい企画だということ。他の仕事を断ってでも次回作を撮りたいですよ」と笑顔を見せた。

『呪怨 黒い少女』
『呪怨 白い老女』
6月27日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7にて公開

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