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現在、劇団四季ミュージカル「ライオンキング」を絶賛上演中の福岡シティ劇場。千秋楽が8月30日(日)に決まり、寂しさと共に次回作の決定が楽しみな方も多かったと思うが、いよいよ9月21日(月)からミュージカル「ウェストサイド物語」の上演が決定した。現在、全国ツアー公演を行なっている本作だが、福岡市での上演は、1991年のツアー公演以来18年ぶり(今年の8月に北九州市で上演)。初の福岡シティ劇場公演とあって、期待も高まる一方だ。
「ウエストサイド物語」は、1957年にブロードウェイで初演。シェイクスピア「ロミオとジュリエット」の舞台設定をニューヨークに置き換え、人種の違いから差別と偏見にさらされる若者たちの対立と、その中で生まれた哀しい恋を描いた秀逸なストーリー。そしてドラマと溶け合った音楽とダイナミックなダンス。『マリア』『トゥナイト』等、今やスタンダードナンバーと言える珠玉の名曲の数々と、まさにミュージカルの魅力をぎゅっと閉じ込めた秀作だ。
トニーを演じる福井晶一は「劇団の代表作でもあり、半世紀以上愛されている作品に出演できることは本当に嬉しい。実際に自分も初めて観た時には“カッコいい!”と思って憧れた作品。音楽、歌、芝居ががっちり絡み合ってミュージカルの原点とも言えるのでは。ただ、恋する10代……(爆笑)を演じるというのが苦労しました。昔の感情を呼び起こして頑張りたい」、マリア役の笠松はるは「実は大学でバーンスタイン(本作の作曲家)の研究をしていた。まさか自分がこのマリアを演じるなんて……と不思議な気持ちで日々演じています。初演の時のオリジナルの振りをそのまま再現できるようにと、アメリカから作品公認の振付の先生に来て頂いて全てダンスをやり直してるんですね。なので、現在オリジナルの振りで上演しているのは劇団四季だけ。本当のオリジナルの良さを感じて頂けると思います」、アニタ役の増本藍は「演じる度に作品の強さを実感します。何かを感じていただける作品で、それぞれに通じるものがあるんじゃないでしょうか。私はいろいろな試練を乗り越えて、自分らしく生きる……ということの大切さを感じましたね。福岡出身なので、地元での公演はすごく楽しみ。福岡シティ劇場には初登場なので、是非いろいろな方に楽しんで頂きたいですね」と、出演者もこの作品の魅力にすっかりハマっている様子だった。
本年3月には、ブロードウェイにて4度目となる公演が開幕し、トニー賞4部門にノミネート、最優秀助演女優賞を獲得するなど、世界的にも高い評価を受け続けている本作。47都道府県を全て回る全国ツアー公演のあと、いよいよ福岡シティ劇場では9月21日(月)より開幕。チケットは7月26日(日)より一般発売開始。
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