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“ハリポタ”監督が語る「最新作で最も大事にしたこと」
2009年07月01日 16時35分 [洋画]
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を手がけたデイビッド・イェーツ監督(写真右)

大ヒットシリーズの最新作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が15日(水)より公開されるのを前に、監督のデイビッド・イェーツ監督がこのほど、電話インタビューに応じた。

『…謎のプリンス』は、主人公ハリー・ポッターと宿敵ヴォルデモートの最終決戦を間近に控え、不死身のヴォルデモートを倒すカギを見つけようとするハリーの物語と、思春期を迎えたハリー、ロンらホグワーツ魔法学校の生徒たちのロマンスの物語が並行して描かれる。

イェーツ監督は、このふたつの異なる要素をひとつの作品で描くことについて「非常にデリケートなバランスが要求される仕事だった」と振り返る。映画化で最も大事にしたことは「映画に原作の物語を忠実に反映させることだ」と語り、「コメディからシリアスなドラマまで、すべてがうまく入っているJ.K.ローリングの原作に僕はとても感激した。だから、観客にも同じ体験をさせてあげたいと思ったんだ。前作よりもロマンチックだし、優しいタッチで物語が進んでいく。今作は前作よりも“軽やか”な作品を作りたかった」とコメントした。

また、ダニエル・ラドクリフらキャストについて「私はシリーズ2作目だが、彼らは1作目からシリーズに出演していて、この役で育ったわけだから、役には深い理解があるんだ」と分析。「だから、私は、キャラクターの魅力をこれまで以上に引き出したいと思った。俳優たちとの関係は今回も非常にうまくいったと思う」と語った。

そんなイェーツ監督とラドクリフたちは現在、シリーズ最終章となる『ハリー・ポッターと死の秘宝』を撮影中。イェーツ監督は「彼らは10年間ずっと同じメンバーで作品を撮りあげてきたんだ。だから撮影が終わるころには相当、感傷的になるだろうね」と語ると、「(撮影開始の)時間が来てしまった。『…謎のプリンス』を日本のみなさんが楽しんでくれるといいなと思う」との言葉を残して、撮影現場に向かった。

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
7月15日(水)より、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

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