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1981年の日本初演以来、世代を超えて愛され続けるブロードウェイミュージカル「ピーターパン」。29年目を迎える今年は、2005年に同作の演出で47回毎日芸術賞千田是也賞を受賞した松本祐子が、再度演出を担当する。稽古も大詰めの7月8日、前進座劇場にてピーターパンを演じる高畑充希と、ウェンディ役の神田沙也加が稽古場会見を行った。
「ピーターパン」といえば、美しいフライングが不可欠だが、会見を前にふたりはダーリング家のジョン役、マイケル役の子供たちとともにフライングシーンに挑戦。3年連続でピーターパンを演じる高畑は、余裕で華麗な宙返りなどを披露。神田も初めてとは思えない、楽しげな表情で夜空を舞っていた。
会見で高畑は、「3年もピーターパンが演じられるとは思っていなかったので嬉しいです。主要キャストがガラッと変わったので、また新たな発見があり、楽しんで稽古をしています」と気合十分。また、神田はこの作品で初挑戦したフライングについて、「飛ぶのはすっごく気持ちよくて、自分自身、楽しいと思ったことにびっくりしました。飛んでいる時は、ホントに夜空を旅しているみたい」と、笑顔を見せた。そして、ウェンディ役が決まった時のことを尋ねられると、「私が人生で始めて観たミュージカルが『ピーターパン』。その頃の記憶や感動した気持ちを覚えていたので、“まさかピーターパンの世界の住人になれるとは!”と思って、ホントに嬉しかった」と振り返った。さらに、高畑演じるピーターパンについて、「ホントに男らしくて、カッコいい! ピーターが稽古場で誰かと話しているとちょっと妬けちゃうくらいです」と神田が言えば、すかさず高畑も「ウェンディが誰かと話していると、私も妬けちゃう……」と語るほど仲が良く、まさに劇中のピーターとウェンディのようだった。
3幕構成で展開する本年は、「いつまでも子供のままでいたい」ピーターパンと、「大人になるためのステキな冒険」をみつける子供たちの、楽しくもちょっぴり切ない物語となっている。今年はどんなワクワク、ドキドキが待っているのか楽しみだ。
公演は7月22日(水)から8月3日(月)まで東京国際フォーラムホールCにて上演。その後8月29日(土)・30日(日)には大阪・梅田芸術劇場 メインホールでも上演される。チケットは発売中。
(取材・文:松原正美)
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