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誰もが知る『ハチ公物語』のハリウッド版『HACHI 約束の犬』が公開されるにあたって、8日に会見が行われ、主演＆プロデュースを務めたリチャード・ギアが出席した。

会見でギアは、「(“忠犬ハチ公”というけれど)パーカー教授とハチ公は、飼い主と飼い犬という上下の関係ではなく、“魂の友達”として描いている。ストーリーに深みがあるから、シンプルに語ろうと思った」と物語について語ったほか、犬との撮影でのエピソードも披露。

“ハチ公”役を演じた3頭の犬と初対面を果たしたギアは、「人になつかないことで知られる秋田犬ということもあって、トレーナーの指示通り、1日目は犬と目を合わさないで同じ場所に1〜2時間いるだけだった。2日目は2時間なんとなく犬を見るだけ…。というふうに除々に慣らしていった。それで、メス犬のレイラと目が合って…、それから仲良くなっていったんだよ」と笑い、「撮影では、フィルムではなくデジタルカメラを使って長回しで撮影することで、犬の自然でリアルなシーンを撮ることができた」ともコメントした。

また「俳優中心ではなくて、犬中心の映画であるべきだと思ったから、プロデューサーも務めることにした。それで長年の友人であるラッセ・ハルストレムに話を持ちかけたところ、彼も関心を持ってくれて監督を引き受けてくれたんだ」と、映画化のきっかけについても語ってくれた。

ギアも「シナリオを読んだとき、赤ん坊のように泣いてしまった」と話す本作の魅力は、8月8日から劇場で体感できる。

『HACHI 約束の犬』
8月8日（土）公開

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