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1960年公開の空想科学特撮映画を『パコと魔法の絵本』を生んだ人気作家・演出家の後藤ひろひとが舞台化した「ガス人間第1号」。その製作記者発表会が18日、都内で行われた。
『ガス人間第1号』は1960年に東宝特撮映画として公開され、『ゴジラ』と並んで空想特撮映画の最高峰とされる作品だ。映画では、次々に起こる殺人事件と、決して結ばれることのないガス人間である“怪物”と、歌姫である“美しいヒロイン”の悲恋を描いているが、舞台では設定を現代に置き換え、後藤ひろひとが得意とするコメディ要素をふんだんに盛り込みながら、笑いそして泣ける作品に仕立て上げる。
会見には、高橋一生(ガス人間・橋本役)、中村中(ヒロイン・CHIYO役)、伊原剛(警部補・岡本役)、中山エミリ(雑誌記者・甲野役)、南海キャンディーズ・山里亮太(ガス会社の調査員・田宮役)、水野久美(ガス人間を生み出した博士・佐野役)と、脚色・演出だけでなく、もんた役として出演する後藤ひろひとが登壇した。
後藤は、「まずタイトルを聞いたら、想像するのはバカバカしい映画だと思う。初めて観た時のストーリーの美しさに子どもながらに感動した」と、『ガス人間第1号』への思いを語り、泣ける作品を作るときにおかしなタイトルをつけるという自身のクセを「ガス人間第1号の影響だと思う」と話した。舞台のためにオリジナル楽曲を書き下ろすという中村は、「人って火傷すると、そこが痛くなる。人に恋する感覚がこれに似ているというところから曲を書き始めている」と語った。
また、本作が初舞台となる山里は「この話がきたときに、マネージャーが中身を確認せずにしずちゃんのところにもっていったことが寂しかった」と笑いを誘う場面も。後藤作品には「shuffle」(2005年)以来の出演となる伊原も「この作品はすごいものになる。みなさんの期待に応えられるものになる」と自信をみせた。
10月3日(土)から31日(土)まで、東京・シアタークリエにて公演。チケットは8月22日(土)10:00発売。
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