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不朽の名作『カサブランカ』を宝塚が世界初ミュージカル化
2009年09月02日 15時58分 [ミュージカル・ショー]
宝塚歌劇宙組公演『カサブランカ』制作発表より
宝塚歌劇宙組公演『カサブランカ』制作発表より

宝塚歌劇宙組公演「カサブランカ」の制作発表が9月1日、都内ライブハウスCOTTON CLUBにて行われた。ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンが主演した名作映画で、世界初のミュージカル化。また本作は宙組新トップコンビ、大空祐飛(おおぞら ゆうひ)と野々すみ花(のの すみか)の大劇場お披露目公演でもある。

1940年、第二次大戦下のモロッコを舞台に、亡命者たちが集まるナイトクラブで再会したかつての恋人たちを中心に展開する物語。大人のラブロマンスと、「君の瞳に乾杯」などの粋なセリフの数々で、製作から約70年たった今でも多くの人の心を捉える人気作が宝塚の舞台に登場する。「この作品をやりたいと長年思っており、今回ようやく交渉もまとまり、世界初のミュージカル化の運びとなりました。世界に出しても恥ずかしくない作品にしたい」と、宝塚歌劇団理事長・小林公一がコメントした。

脚本・演出は「エリザベート」「スカーレット ピンパーネル」などの人気作を手掛けるヒットメイカー、小池修一郎。「古典中の古典、名作中の名作であるだけに、みなさんのイメージを損なわないようにしたい。ただ宝塚歌劇が劇化するということで、何らかの新たな化学変化が起これば」と意気込みを語った。

映画でハンフリー・ボガートが演じたリックは、今年6月に宙組トップスターに就任した大空祐飛が扮する。「映画の素晴らしさを知れば知るほど、責任の重さをひしひしと感じます。リックという役をいただけたことは男役として最高に光栄なこと。期待と話題性に負けないような充実した舞台を作りたい」と語る大空は、この日は白いタキシード姿で登場。会見冒頭では、ヒロイン・イルザを演じる野々すみ花とともに名曲『As Time Goes By』をデュエットで聴かせ、哀愁漂う芝居仕立てのパフォーマンスを披露した。また、野々は「大役に不安もありますが、本日、大空さんと一緒に(作品のパフォーマンスを)やらせていただいて、身の引き締まる思いとともに期待も高まってきました」とコメント。短い時間の中でも、取材陣も見入るほどの美しく情感たっぷりの世界を展開したふたりについて、演出の小池は「大空は虚無的な中に熱いものを持っている、それこそハンフリー・ボガートたちが築いたスタイルに近いものを宝塚の男役として出せる。男役の美学を残しつつニヒリズムを出せる人。野々は大変な演技派で、内側からの衝動・動機をもって演じられる人。宝塚の枠をこえて世間一般の演技者の中でも優れた才能を持っている。演技派のコンビです」とその魅力を話した。期待の新トップコンビのもとで名作がどんな形に生まれ変わるのか、注目だ。

公演は11月13日(金)から12月11日(金)まで兵庫・宝塚大劇場、2010年1月3日(日)から2月7日(日)まで東京宝塚劇場にて。チケットは兵庫公演が10月10日(土)、東京公演が12月6日(日)に一般発売を開始する。

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