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怪獣も出演! ウルトラマンシリーズの実相寺昭雄が演出のオペラ『魔笛』
2010年03月12日 16時20分 [オペラ・声楽]
2007年7月東京二期会オペラ劇場『魔笛』新国立劇場　撮影:高嶋ちぐさ
2007年7月東京二期会オペラ劇場『魔笛』新国立劇場　撮影:高嶋ちぐさ

テレビ『ウルトラマン』シリーズや映画『帝都物語』などで知られる演出家・映画監督の実相寺昭雄(1937〜2006)が演出を手がけたオペラ『魔笛』(モーツァルト作曲)が今年9月に新国立劇場で上演される。

オペラ『魔笛』チケット情報

オペラ『魔笛』はモーツァルトが最晩年に手がけた傑作で、大僧正ザラストロに捕われている夜の女王の娘パミーナを救うため、旅の王子タミーノと鳥刺しパパゲーノが冒険に挑むという物語。勧善懲悪と思いきや途中で役柄の善悪が180度転換する展開や、フリーメイソンの教義や儀式を下敷きにした脚本には謎も多い。そのため演出の手法によっては、童話・SF風のファンタジーやサーカスショーのようなステージ、さらには人間社会の歪みを描いたメッセージの強いものまで、様々な解釈が成り立つのが大きな魅力だ。

そして今秋に再演される実相寺昭雄の演出版の『魔笛』。2005年(初演)、2007年の好評に続いて3度目の上演を迎える本作には、円谷プロ協力のもと、アニメ風の衣装をまとった登場人物たちや空飛ぶ円盤、さらに何と懐かしのあの怪獣たちなど、チャーミングなキャラクターたちが多数登場。大人から子どもまで楽しめる大衆娯楽劇ともいえる愉快な舞台は、今なお幅広い世代に愛されるウルトラマンシリーズを手がけた実相寺昭雄ならではといえるだろう。

実相寺昭雄演出のオペラ『魔笛』は、9月9日(木)から12日(日)に新国立劇場 オペラパレスで上演。チケットは3月18日(木)より一般発売を開始する。また一般発売に先駆け、チケットぴあでは先行抽選「プレリザーブ」を3月12日(金)から3月16日(火)まで受付。

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