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嵐の二宮和也主演作『大奥』の公開記念舞台あいさつが2日に都内で行われ、二宮を始め、柴咲コウ、堀北真希、大倉忠義、中村蒼、玉木宏、阿部サダヲ、佐々木蔵之介と金子文紀監督が登壇した。

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映画は、よしながふみの同名コミックが原作。謎の疫病によって男の人口が激減し、男女の役割が逆転した江戸時代の大奥を絢爛豪華に描いた異色の時代劇。

二宮は「(自身が演じた水野祐之進は)心意気がカッコよければ大丈夫と監督から言われていましたので、その気持ちをストレートに伝えられるようにがんばりました」と撮影を振り返り、徳川将軍・吉宗を演じた柴咲は美男子がズラリとそろう大奥での撮影について「圧巻でした。こんな場面を見ることはまずないので『どこに来ちゃったんだろう？』と素に戻る瞬間もありました」とコメント。町娘・お信役の堀北は「私は大奥に入ることができなかったので映画の完成を楽しみにしていました」と笑顔を見せた。

杉下役を演じた阿部が、美男子に囲まれた状態での撮影について「美しい中にいると美しくなるのね。杉下は原作で人気のある役だったのでプレッシャーがすごかった。演じていて緊張しました。杉下になりきったイメージで演じてたんですけど、出来上がった映画を観たら“俺”だった」と語り会場の笑いを誘うと、二宮が「(阿部は)美しかったですよ！ 阿部さん、小顔になるエステにも通ってましたし」とフォロー。しかし、阿部は「あれ(小顔エステ)は顔が痛いんだよね」と苦笑し、客席からはさらなる笑いが起こっていた。

最後に二宮は「この映画を観ていろんなことを思ったり、考えたりされたと思います。観てくださった方の頭の片隅にでも『こういう映画があったな』とか『また観たいな』と思ってもらえたら」とあいさつし、ギッシリとつまった客席から大きな拍手を受けた。

本作は公開初日の昨日1日だけで17万人の動員を記録。この土日でさらなる動員が予想されている。

『大奥』
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