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後藤ひろひと作、G2演出による舞台『「Paco〜パコと魔法の絵本from「ガマ王子 vsザリガニ魔人」』が2月7日(金)、東京・シアタークリエで開幕。前日の6日には公開稽古が行われ、キャストの谷花音、西岡徳馬、吉田栄作、松下優也、安倍なつみが取材に応じた。
『Paco〜パコと魔法の絵本〜 from「ガマ王子vsザリガニ魔人」』チケット情報
病院を舞台に、不思議な絵本「ガマ王子VSザリガニ魔人」を愛読する少女パコと、曲者揃いの入院患者が絵本を通じて心を通わせる物語。2004年に『MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子vsザリガニ魔人〜』のタイトルで初演され、感動の爆笑ファンタジーとして話題になった作品だ。2008年には中島哲也監督により『パコと魔法の絵本』のタイトルで映画化されヒットを記録している。
本作で初舞台を踏む谷は主人公パコを演じる。「パコちゃんはすごく元気で明るくて、いつもニコニコしているんですが、ある秘密を持ってるんです」と役どころを説明しながら「稽古をいっぱい頑張ったので明日の本番で成果が出せたらいいなと思います」とハキハキと答える。
安倍なつみは看護士役。稽古場では、谷ともうひとりのパコ役キッド咲麗花と3人で交換日記をしているという。「西岡さんがある日、ノートをくださったんですよ、私たち3人に。私も子役扱いなんです。それがきっかけで、『ベーちゃん(安倍)、交換日記しよう』とのんちゃん(花音)が言ってくれて、3人で始めました。質問がかわいくて『どんな科目が好きですか』とか。ベーちゃん今学校行ってないんだけど。とにかくピュアできゅんきゅんしてます」と笑う。公演中にバレンタインを迎えるが、と水を向けられると「女子チームで話してるんだよね」と谷に目配せしながら、手作りにするかどうかは「本番が2回公演も含めて毎日続くので、体力的にどうかな。今検討中」なのだという。
今回の舞台は地方公演も多く、東京を終えると全国7会場を回る。西岡は「最後は南相馬。震災後は何もなかった土地でお芝居ができるのは感慨深いこと」と話しながら、「役者人生45年の集大成を、ここでバシーンとお見せしたい」と意気込んだ。
公演は2月7日(金)から25日(火)まで東京・シアタークリエにて。その後、石川、宮城、大阪、広島、愛知、福岡、福島でも公演。
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