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シンガーソングライターのたむらぱんが、昨年12月に発表したニューアルバム『love and pain』をひっさげ、ワンマンライブツアー「TAMURAPAN “love and pain” TOUR」を開催。ファイナル公演を2月21日にZepp Tokyoで行い、アルバム全曲を曲順通りに生演奏で再現し、新作の世界観を直に伝えた。
厳かな雰囲気の中、アルバムタイトル曲『love and pain』からゆっくりとライブがスタート。たむらぱんは、「アルバムに込めた想いを一緒に感じてもらえたら、愛も痛みも。このアルバムは、痛みのほうが多いかもしれませんが(笑)、最後まで楽しんでください」とあいさつ。アルバムから『くそったれ』『music video life』を澄んだ歌声で披露すると、観客は着席したまま、歌詞に込められたメッセージをじっと聞き入った。
「人間」をテーマにしたこのアルバムは、しっかりと言葉が伝わるようにアコースティックな音づくりをした曲が並ぶ。ライブは、静かにゆったりと大河の流れのように進んでいき、「始まらなければ、終わりなんて始まらない」と歌う『近くの愛情』や、「一人と言えば言うほど、誰かを感じてしまう」という『only lonely road』など、曲に込めた気持ちをMCで補足しながら披露した。
アルバムの全10曲を演奏し終わると、「難しいことはもう終わり。そろそろ踊りたい。なにもかも忘れて!」と叫び、ポップでアッパーなナンバーを次々と披露。まさに、“静”から“動”へと会場の雰囲気はガラリと一変した。『へぶん』『SOS』『ココ』のシングルバージョンなどを休みなく熱唱すると、観客は総立ちになって踊り騒いだ。前半と後半で、対極のパフォーマンスを披露したたむらぱんは、本編ラストにこのライブのちょうど中間を歌ったような『ちょうどいいとこにいたい』を披露。すっきりと気持ちが楽になるような展開に観客は大盛況となった。
たむらぱんの次のワンマンライブは、自身初の“ひとり”によるライブツアー「“drawdraw music”TOUR」。彼女が描いた絵の展示会も行われ、描き下ろしの新作や、3月26日(水)リリースのベスト盤のために描かれたジャケット原画も展示される予定。6月7日(土)・8日(日)原宿 VACANT(東京都)、15日(日)元・立誠小学校 講堂(京都府)で開催。チケットは、3月1日(土)午前10時より一般発売開始。
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