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若手期待の鈴木勝大が初参加する「地下空港」の新作
2014年11月28日 20時10分 [演劇]
左から、鈴木勝大、伊藤靖朗  撮影:源 賀津己
左から、鈴木勝大、伊藤靖朗  撮影:源 賀津己

伊藤靖朗が主宰を務める「舞台芸術集団 地下空港」の新作『ダキニ城の虜』が、12月16日(火)より、東京・恵比寿エコー劇場で開幕する。そこで脚本・演出も手がける伊藤と、客演の鈴木勝大に話を訊いた。

地下空港『ダキニ城の虜』チケット情報

伊藤が地下空港のコンセプトとして掲げるのは、「劇場に旅をする」ということ。旅に出た時のような新たなる出会いや体験を自らの作品からもたらし、さらにその劇場空間を「コンセプチュアル・アートで満たす」ことで寓話的な世界観を生み出している。そんな伊藤が新作のテーマにしたのは、“現代における尊厳”。しかも“巨大ショッピングモール”が舞台となっており、その理由を伊藤は、「すごく大きなものに包まれる中で、いつの間にか大事なものをなくしてしまっていたりする。そういう現代的な感覚を、巨大ショッピングモールから表現出来ないかと思ったんです」と語る。

客演の鈴木が地下空港に参加するのは、今回が初。伊藤は「甘いマスクでありながら演技が力強い」とその起用意図を明かし、「それは今回の作品づくりにも大きく影響しています」と続ける。その鈴木が伊藤作品から感じているのは、「作品や役のディティールがすごく細かい」ということ。「自分がそこをいかに掘り下げていけるのか。それが楽しみであり、またやりがいでもあります」と鈴木は意気込む。

また地下空港では、役者同士のゲームのような、ウォームアップから稽古が開始される。それについて鈴木は、「体を動かしているうちに、気持ちの部分もウォームアップされていく。そういう時間を伊藤さん含め、皆さんと共有していくことで、作品の土台までもつくっていけているような気がします」と話す。そして今回伊藤が最も大切にしているのも、「たくさん話し合う」ということ。「作家だけの視点ではなく、カンパニーの心を対話で照らし合わせながら、作品の基礎をしっかりとつくっていきたい」と本作への思いを新たにする。

さらに伊藤と鈴木は、「楽しい作品にしたい」と声を合わせる。「まずはお客さんに楽しんでもらえるものをつくること。さらにそこから、何か考えるきっかけになればいいなと思います」とは鈴木。そして伊藤は「重いテーマではありますが、作品そのものはエンターテインメントですし、その期待には250パーセントお応えしたい。つまりこれはハラハラドキドキの、僕らからの恐ろしいクリスマスプレゼントです!(笑)」と続け、作品への期待感をより一層高めてくれた。

公演は12月16日(火)から22日(月)まで。チケット発売中。

取材・文:野上瑠美子

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