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テレビ西日本開局55周年記念として制作されたドラマ「めんたいぴりり」の舞台版『めんたいぴりり〜博多座版〜』。主人公・海野俊之(博多華丸)のモデルとなった川原俊夫氏は、「ふくや」創業者で、辛子明太子を日本で初めて製造・販売し、福岡を代表する名産品に育て上げた人物。主演の博多華丸をはじめドラマ版の出演者を軸に、女房役に新たに酒井美紀、そして紺野美沙子、宇梶剛士、モロ師岡・西村雅彦(Wキャスト)ら豪華な顔ぶれが華を添える。開幕直前にはメインキャスト全員で博多の総鎮守・櫛田神社に成功祈願へ。和やかな雰囲気の中、3月6日に初日を迎えた。
今回が本格的舞台に初出演となる華丸だが、その舞台姿は堂々としたもの。全編アドリブか?と思わせるような自然な演技で、生き生きとカンパニーを引っ張る。また、舞台版から参加の酒井美紀は「思った以上に苦戦した」と会見では苦笑いしていたが、見事な博多弁で「おかあちゃん」を演じきり、会場中は笑って泣いての大賑わい。初日は、博多大吉も実際に出演し(初日以外は映像出演)、アドリブ満載のシーンで華丸の緊張をほぐしていた。
初日後の会見では「博多座の舞台に立つのは重圧も感じるが、非常に光栄なこと。感謝しています。初日から明太子を入れる皿を見つけられなかったりと、焦ることもありますが頑張ります!」と、ホッとした表情の華丸。「初日で千秋楽」となった大吉は「大舞台に立つ相方を見て、素晴らしい仕事をしているなと思った。相方不在の1か月間、全力でピン芸人として頑張ります」とエールを送りつつも「最近、お芝居に合わせた“間”だから、漫才が面白くないんだな」と笑いをとる場面も。酒井は「舞台では、ドラマとはまた違う感動を味わってもらえたら嬉しい。お客様の温かさに感動しました」と笑顔。劇中に出てくる「博多祇園山笠」は舞台で初めて見たと言い「熱気が伝わってきて、本気で感動しました。こんな夢中になれるお祭りがあることも羨ましい」と絶賛するシーンも。
福岡のヒト、文化、歴史がたっぷり詰まった名作舞台、この機会にしっかり目撃したい。公演は3月29日(日)まで。また、ドラマ『めんたいぴりり』上映会、業界初!?のスピンオフ舞台「でんさん危機一髪!!」、主題歌、挿入歌を唄う風味堂のアコースティック・ライブなど、「めんたいぴりり」の世界を更に楽しめる企画満載のイベント「めんたいぴりりNIGHT」は3月25日(水)に福岡・博多座にて。チケットは発売中。
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