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松岡茉優が分析。ポケモンが愛され続ける理由は?
2016年07月20日 10時45分 [邦画]
松岡茉優

人気シリーズの最新作『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』が公開され人気を博している。本シリーズは19作目を迎え、ポケモンを観て育った子どもたちが“送り手”にまわるケースも増えてきた。本作で、キミア王女の声を演じた松岡茉優もそのひとりだ。

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新作では、500年前に生み出された人造ポケモン・マギアナに宿る未知なる力“ソウルハート”を奪って、超カラクリ都市・アゾット王国の支配をたくらむ悪役ジャービスと、それを阻止して、マギアナを取り戻そうとする人間嫌いの幻のポケモン・ボルケニオン、サトシたちの戦いが描かれる。松岡が演じるのは、アゾット王国の活発な王女キミアで「屈しない、折れない、気高い王女」だ。

自身を“ポケモン第一世代”という松岡は「子どもの頃は映画、アニメ、ゲームのすべてが好きで、その後も、毎年は行けなくてもポケモンの映画は観に行っていました」と振り返る。「だから、自分にとってかけがえのない存在になっているポケモンに関われて幸せでした」。しかし、実際の収録は新しい挑戦だったようだ。「山ちゃん(過去に番組で共演していた名優・山寺宏一)は『声優も演じるという点では同じだから、壁を作らなくていいんだよ』って言ってくださったのですが、自分では新しい挑戦だと思ってやらせていただきました。ただ今後も声優に挑戦したいという気持ちは変わらないので、最初のアニメーション映画がポケモンだというのは光栄でした」

本シリーズは、人間とポケモンの関係がしっかりと描かれているが、松岡は“相棒”の存在がシリーズの魅力だと分析する。「痛みや、傷、悲しみがポケモンにも人間にもあって、『ミュウツーの逆襲』だとサトシが身を挺してポケモンを守ったりする。こういうキュートなキャラクターって痛みがないんじゃないかと思いそうですけど、ポケモンたちが傷ついている描写がちゃんとあるからこそ、ポケモンも痛いんだな、本当に一緒に戦う仲間なんだなってわかる。子どもたちは実生活で戦うことはなくても、クラスで起こったことと近い感覚を感じることがあるかもしれません。一緒に戦う相棒がいるっていうのは大きな魅力ですよね。キミア王女には“サーナイト”という相棒がいますし、この映画を観た子どもたちにも、いつか相棒を見つけてほしいですね」

さらに松岡は「自分と同じ世代に、また映画館でポケモンを観てほしい」と語る。「子どもの頃に観ていたポケモンが今も変わらず、むしろ進化していることを同じ世代のみんなに観てもらいたいですし、ポケモンをこの年齢で観ることで自分の成長を感じられると思います。映画が好きな方は、好きな映画を何年かに1度、観返して、そのたびに感じる部分が違ったりするじゃないですか? ポケモン映画を観ると、そこに描かれていることが自分の血肉となっていることを感じるんです。子どもの頃にポケモンをご覧になっていたみなさんにも、劇場でそんな体験をしていただけたら嬉しいです」

『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』
公開中

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