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2005年にブロードウェイで初演され、トニー賞で10部門11ノミネート、ミュージカル主演男優賞を受賞した傑作コメディミュージカル『ペテン師と詐欺師』が東京・新橋演舞場で9月26日まで上演中だ。演出を手がけるのはテレビドラマ・映画でヒット作を数多く生み出し、舞台でも活躍するコメディの名手・福田雄一。そして主演するのは、福田とのタッグで数々のヒットをとばす山田孝之と、ミュージカル界の名優・石丸幹二のふたりだ。いったいどんなミュージカルになるのか。8月、稽古場の山田と石丸に聞いた。
若いアメリカ人詐欺師であるフレディ・ベンソン (山田) がやってきたのは高級リゾート地である南仏のリヴィエラ。そこでは凄腕の詐欺師ローレンス・ジェイムソン (石丸) が富豪の女性たちをターゲットに荒稼ぎをしていた。ローレンスの正体を知ったフレディは、その詐欺師の才能にほれ込むが、そのうちふたりは縄張りをめぐって敵対するように。ついにはアメリカ人旅行者のクリスティーン (宮澤エマ)から、先に5万ドルを巻き上げたほうが勝ちという対決をすることになる・・・。
「出演が決まったときはプレッシャーよりも楽しみのほうが大きかった」と話す山田は、福田演出のミュージカル出演は3回目。「歌と踊りは不慣れなので、ただ緊張していますが、お芝居はたのしみ。石丸さんとのかけ合いで笑えるところがいっぱいありますし」と石丸との共演に期待をよせる。対する石丸も「ミュージカルの現場でご一緒でき、夢のようですね」と待望の共演だったことを明かし、「この作品もブロードウェイで観て、いつかやりたいと思っていた。ただ、絶え間なく笑いを呼ぶ作品なので、挑戦できることは光栄なことですが、いっぽうで緊張と不安もありました」と出演が決定したときの思いを語った。
山田が演じるフレディは「若くてスキルはないけど、自信はあって調子に乗っている。そんな自分の未熟さを痛感したりもするんですけど、その根拠のない自信が彼のかわいさでもあると思う。対する相手によってキャラが変わっていくのが、おもしろいんじゃないかな」と自身の役柄を紹介。対決する石丸は役について「ベテラン詐欺師として自信満々でいた自分の縄張りに、若手のフレディがやってきて、もう一度初心に戻るカンフル剤になる。そこがおもしろい。この役は、ただの二枚目ではなく、シチュエーションに合った変化球を投げなければいけない」と意気込みを語った。
ブロードウェイのミュージカルコメディで「観終わった後には、ハッピーな気持ちになれる作品」(石丸)だ。歌とダンスとともに大いに笑いたい。
公演は9月26日(木)まで東京・新橋演舞場にて上演。チケットは発売中。
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