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2020年の東京オリンピックに向け、「オリンピックコンサート2020 プレミアムサウンドシリーズ」が年明け1月11日(土)の東京芸術劇場 コンサートホールを皮切りに、全国6都市7公演上演される。本公演は選りすぐりのオリンピック公式映像とフルオーケストラの生演奏が相まって、オリンピックの感動を伝えるもの。1997年より毎年上演され、自国開催となる2020年には、日本のスポーツ界を牽引する元オリンピック選手をゲストに招く。今回は2012年よりナビゲーターを務める俳優の藤本隆宏と、1月11日(土)と4月4日(土)の東京公演でゲスト出演する小谷実可子の元オリンピック選手2名に話を聞いた。
コンサートは2部構成。1部は「1964 to 2016輝き続けた夏の夢」と冠し、『オリンピック東京大会ファンファーレ』など5曲を背に、1964年の東京大会から前回リオ大会までの夏のオリンピックの変遷を映像でたどる。2部は「2020へ、その先の未来へ、輝く夢に向かって!」。注目は、ここでしか聞けない元オリンピック選手の裏話だ。
ソウル、バルセロナの2大会で、それぞれシンクロナイズドスイミング、競泳の選手として参加した小谷と藤本。距離を縮めたのは引退後で、小谷は毎年プライベートでもこのコンサートを楽しんでいる。様々なアスリートの映像で涙する中、これまで小谷は上村愛子の映像で1番泣いたのだそう。「彼女は4回オリンピックに出て、8位入賞からひとつずつ順位を上げながらも、最後にメダルが取れなかった。そのクロニクルを取り上げた映像とエピソードが、ぴったりとリンクして号泣しましたね。オリンピアンといえども、ひとりの娘であるところが垣間見られたりして」。そこに藤本が話を付け加える。「映像は選手が勝負に勝った瞬間だけではありません。オリンピックまでの過程も流れるんですね。映像が盛り上がると生のオーケストラ演奏も高揚して、感動が何倍にもなって伝わってくる。私はナビゲーターをしながら、いつも感動して涙しては舞台袖で拭いています」。
藤本が当日、小谷に聞きたいのは招致活動の裏側。それについて小谷は「2020年の招致は、総理、経済界・スポーツ界のトップも皆、肩書をかなぐり捨てて、1つの目標に向かっていました。これだけ勢いのあるチームで勝てなかったら、一生東京にオリンピックは来ないんじゃないかと思うくらい」と答える。気になる続きは、ぜひ会場で耳を傾けてほしい。
「オリンピックコンサート2020 プレミアムサウンドシリーズ」は、1月11日(土)の東京公演より6都市7公演を開催。チケットは発売中。
取材・文:横山由希路
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