俳優の鈴木亮平さんが主演を務めるNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第38回「傷だらけの維新」が14日に放送され、西郷家の次男・吉二郎(渡部豪太さん)が戦死。終盤には、悲しみを押し殺してきた吉之助(鈴木さん)がこらえきれずにむせび泣く姿が登場し、視聴者の胸を打った。
ウナギノボリ
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SNSでは「やばい。涙とまらない」「涙が止まらん!」「西郷どんで泣きすぎました」「嗚咽(おえつ)出そうになるほど泣いた」「西郷どん見て号泣」といった言葉が並んだほか、鈴木さんの演技に対しても「鈴木亮平すごいな」「本当に心揺さぶられる」「相変わらずの熱演」「泣きのシーンはこの大河で一番でした」などの反響があった。
一方で、鈴木さんの号泣シーンと「巨人・菅野智之投手がノーヒットノーラン クライマックスシリーズで初の快挙」というニュース速報のテロップがかぶってしまい、「何というタイミング(笑い)」「空気読め」「雰囲気ぶち壊し、もっと考えてほしい」との苦情の声も上がった。
第38回「傷だらけの維新」は、江戸無血開城後も旧幕臣や浪士の抵抗は続き、戦火は拡大。苦境に立たされた新政府軍は、薩摩藩に援軍を要請する。討伐軍を編成するため、帰郷した吉之助(鈴木さん)に、西郷家の次男・吉二郎(渡部さん)は「自分も戦働きがしたい……」と訴える。
妻の園(柏木由紀さん)の後押しもあり、ほどなくして吉二郎は信吾(錦戸亮さん)らとともに越後へ出立。戦場では、長岡藩が導入した新式の武器により新政府軍に多くの死傷者が出る中、さらなる悲劇が起こる……という展開だった。
初陣で銃弾に倒れ、命を落とした吉二郎については「吉二郎さんが……」「悲しすぎるよ 吉二郎さあ」「ああああー死んじゃったーーー」 「吉二郎さんが不憫(ふびん)すぎる」と死を悲しむ声が上がった。
「西郷どん」は第38回で通称・革命編が完結。21日放送の第39回「父、西郷隆盛」から最終章に突入し、新たな出演者も続々登場する。
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