宮藤官九郎さんが脚本を手がける2019年のNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第8回「敵は幾万」が24日に放送され、生田斗真さん扮(ふん)する三島弥彦と白石加代子さん演じる弥彦の母・和歌子が繰り広げた「弥彦!」「お母さん! 行ってきます!」のコール&レスポンスに感動する視聴者が続出。SNSでは「目から汗が止まりません」「うわぁぁん、大奥様~!!」「泣けたー」「涙腺爆発」といった言葉が並んだ。
ウナギノボリ
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「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、86年の「いのち」以来33年ぶり。中村勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三(かなくり・しそう)、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治(たばた・まさじ)を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつなぐ。
第8回「敵は幾万」は、オリンピックに出場する四三のため、渡航費と滞在費合わせて1800円という大金を抱えて、熊本から東京にやってきた実次(中村獅童さん)。四三は実次から、スヤ(綾瀬はるかさん)の働きかけで資金を得られたと知る。四三と弥彦(生田斗真さん)がストックホルムへ出発する日、「敵は幾万」の大合唱に見送られ、2人を乗せた汽車が動き出した瞬間、弥彦の名を叫ぶ声が聞こえてきて……。
弥彦のオリンピック行きに(表向きは)冷ややかな態度を見せていた和歌子だったが、弥彦の兄の弥太郎(小澤征悦さん)と女中のシマ(杉咲花さん)に支えられ、動き出した汽車に近寄ると、弥彦の手を取り「お前さんは三島家の誇りなんじゃから」と思いを伝え、日章旗が縫い付けられたユニホームを手渡す。さらに「弥彦、体ば大事にしやんせ!」との言葉を送り、動き出した汽車に向かって、何度も息子の名前を叫ぶという展開。
「弥彦の話でうるっと来ました」「まさかの弥彦のお母さんに泣かされた」「弥彦ぼっちゃんと母のシーンに号泣」「弥彦よかったねえ、弥彦(泣)」と視聴者の涙を誘った。
また、この日は四三がスヤから教わった「自転車節」を熱唱。その歌声に乗せ、池部家へスヤが嫁いでいくシーンも登場。「四三の自転車節の切なさよ」「四三の自転車節にかぶせるスヤの嫁入りなんと切ないことか」「調子っぱずれの自転車節なのに泣ける。こりゃ泣ける」と話題を集めていた。
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