改元を機に“V字回復”なるか。女優・のん(能年玲奈=25)が実写映画に6年ぶりに出演することが平成最後の30日、明らかになった。のんは自身の公式サイトで「久々の映画なので、気合いが入っております。楽しみ!」などと意気込みを発表した。

 タイトルは「星屑の町」(来年公開予定)で、タレントのラサール石井(63)らによる同名舞台の映画版。のんは、東北の田舎で歌手を夢見るヒロインを演じる。

 のんといえば、2015年(平成27年)に事務所独立騒動を起こした。翌16年に本名で芸名でもあった「能年玲奈」から現名義に変えてリスタートを切った。実写映画は主演作「海月姫」(14年=平成26年)以来、6年ぶりとなる。

 新元号が発表された4月1日、のんの本名玲奈の「玲」のつくりが新元号「令和」の「令」と同じで、かつ「れな」と「れいわ」の響きがビミョ~に似ていることから、のんのファンがネット上で喜び、令和での活躍を望む声が飛び交った。

 改元を機にブレークした芸能人といえば、名バイプレーヤーの平泉成(74)が挙げられる。改元の1年ほど前に「平泉征」から現名義に変え、新元号が発表されると表記が似ていることから注目された。運気もアップし仕事のオファーが激増し、今の地位を確立した。

「平成の終わりの今年3月ごろに、公正取引委員会が、芸能界で競争相手を市場から不当に排除していないか――つまり独占禁止法に抵触していないかと、テレビ局や広告代理店などに聴取したとささやかれた。のんは独立騒動以降、テレビ局や映画配給会社の(旧事務所に対する)忖度で表舞台になかなか出られなかったが、6年ぶりの銀幕出演をきっかけに、風向きが変わって再ブレークするかもしれない」とワイドショー関係者は指摘している。