ソウル中央地裁は14日、性接待の疑いなどが持たれている韓国の人気グループ「BIGBANG」の元メンバー、V.I(本名イ・スンヒョン=28)に対する捜査当局の逮捕状請求を棄却した。

 スンヒョン氏は同日午前、逮捕状の必要性の審査のため同地裁に出頭。黒いネクタイを締めスーツ姿で現れたスンヒョン氏は報道陣の問い掛けには答えなかった。

 審査で全ての疑惑を否定したスンヒョン氏は数時間後に地裁を後にし、審査結果が出るまで、ソウルの警察署の留置場で待機。「証拠隠滅の恐れは認められない」として棄却が決まった。

 スンヒョン氏は2015年に7人の日本人投資家のためにソウルで開いたクリスマスパーティーで、性的な接待のために女性を呼び売春させたほか、自身が買春した疑いがある。疑惑を受け3月に芸能界引退を表明したが、容疑は否定している。