東京五輪の1年程度延期の流れを受け、すでに代表が決まっている競技はどうするのか。

 柔道では13人が決定済み。全日本柔道連盟の金野潤強化委員長(53)は「(延期は)今聞いたばかり」と言いながらも「『1年程度』ということで完全に決定したという正式なものはない。何かをドラスチックにチェンジするということは今のところ考えていません」と本紙に語った。

 男女各7階級で唯一代表が決まっていない男子66キロ級では全日本選抜体重別選手権(4月4、5日、福岡国際センター)で、丸山城志郎(26=ミキハウス)と阿部一二三(22=日体大)の新旧世界王者決戦が注目を集める。この取り扱いについても「現時点では特に変更はありません」。

 ただ開催が来夏となった場合、各階級の代表選考をやり直すかのか。これに関しては「私見を述べるわけにはいかない。連盟とも協議をしながら決めないといけない問題。今の時点でこういう方向というのは言えません」と話すにとどめた。